平成24年度男女共同参画推進事業者表彰受賞者

公開日 2013年04月01日

更新日 2016年12月21日



 平成24年度は2事業者が受賞しました。どちらの受賞事業者も積極的に男女がともに働きやすい環境づくりに取り組んでいます。各事業者を以下のとおりご紹介します。(事業者名50音順)
H24事業者表彰記念写真
表彰式後の記念撮影の様子(市役所 本庁舎 市長室において 2012.12.19)
左:若松測量設計㈱ 様、中:東北土木㈱ 様、右:室井市長

東北土木 株式会社 様

東北土木㈱表彰写真東北土木従業員写真
業種:建設業
所在地:門田町大字一ノ堰字村西708番地9
特に評価された取り組み事例等:
●育児、看護休業等について、法定以上の日数を付与
●男性の育児休業取得の全社員の協力
●女性管理職の登用
●資格取得の費用補助制度
●セクハラ防止の制度化
●60歳以降の雇用延長の実施
●社員提案を採用し、夏季屋外作業時において熱射病測定器を導入
●企画立案等への女性の積極的な参画

★H23 県次世代育成支援認証制度「仕事と生活の調和」推進企業認証
★H23 県次世代育成支援認証制度「子育て支援」中小企業認証

男女ともに働きやすい職場環境づくりのために (代表取締役 小野 太成(タイセイ)氏)

 一般的に、建設業は男性従業員が多く、男性社会だと思われています。しかし、男性ばかりだと、ものの見方や考え方が偏りがちになり、例えば家のリフォームなどにおいて、特に女性のお客様のニーズを満たすことが難しい場合があります。
 そのため、女性社員の視点や声も大切にしながら、質の高いサービスの提供ができるよう努めています。
 次に、育児休業などへの取り組みについてお話します。
 休業取得は家族あってこそと思っていますが、あえて申し上げると、特に技術職の社員は、現場の責任者を任されてしまうと身の自由が利かなくなる現状があるのも事実です。
 はたから見れば自分の采配で仕事をやりくりできそうなものですが、工事現場の特性上、天候や周辺事情との関連で仕事が予定通り進まないことが多いのです
 また、工事現場ごとに責任者がつくスタイルが多いので、結果としてお互いの社員は手一杯になってしまいます。
 そういった事情により育児休業などを取得しやすい職場環境をつくることが難しかったのですが、若い方々に入社したいと思ってもらうためにも、仕事と家庭が両立できる職場づくりを目指して、今後も会社として努力していきたいと思っています。
 

育児休業を取得した社員より (工事部 斎藤 信祐(シンスケ)氏)

 私は、30代になったばかりの2児の父です。
 このたび、社内のサポートにより4日間の育児休業を取得しました。
 休業を取得したきっかけは、この制度を利用することについて会社側と自分とがお互いに前向きに話し合えたことであり、また、休業時期についても前々から社内で調整してきました。
 休業中には子どもの日々の成長への気づきや、いつも育児に関わっている妻の大変さを知ることができました。また、復帰後は気分的にリフレッシュして仕事に取り組むことができました。
 休業取得にあたり、社長や同僚に配慮していただいたことに感謝しています。
 これからも家族や職場のみんなと協力しあえたらと思っています。

若松測量設計 株式会社 様

若松測量設計㈱表彰写真若松測量設計従業員写真
業種:測量・土木設計
所在地:柳原町2丁目8番31号
特に評価された取り組み事例等:
●育児、看護休業等について、法定以上の日数を付与
●社員行動計画の策定
●喫煙室の設置による分煙の実施
●資格取得の費用補助制度
●セクハラ防止の制度化
●男女がともに測量現場等で活躍
●企画立案等への女性の積極的な参画

★H22 県次世代育成支援認証制度「仕事と生活の調和」推進企業認証
 

経営理念やメッセージなど (代表取締役 大橋 哲男 氏)

 利益追求のみならず、社員が仕事だけではなく人間らしい生活を送ることや、社員が社会の一員として貢献することを手助けするのが会社の存在意義だと私は考えています。
 私自身が長年、国際交流や柔道などに携わり、自ら見本となって実践してきたこともあり、仕事のプロでありながらも、それ以外の活動時間も大切だと社員に伝えています。
 もし、社員に仕事だけが生きがいの“ワーカ・ホリック”がいるとしたら将来的にどうなっていくのか気がかりです。
 その理由を、われわれの業種になぞらえてお話しします。
 まず測量業務とは、設計前に行われるものであって誰が測っても同じ数値でなければいけません。計算でいえば1+1=2の正確な回答が求められます。
 一方、設計業務は相乗効果で1+1=5にもなりえます。センスや発想力が求められるからです。
 将来的に、紋切り型の“測量型人間”にならないためには、仕事以外の活動も充実させて視野に広がりを持たせることが大切だと常々感じています。
 最後になりますが、社長としても社員のやる気や能力を引き出しながら社会や地域への貢献ができるよう今後も取り組んでいきたいと思っています。
 

現場で活躍する女性社員をご紹介 (工務課 小林 理枝 氏)

 私はこの会社で働けることにとても幸せを感じています。
 社内では社長の思いが反映され、チームワークが抜群です。
 私たちは測量現場で作業するほか、ワークショップ運営業務の場においても女性としての視点やアイディアを活かしながら関わっています。
 このように、みんなが協力しあうことにより男女がともに働きやすい職場環境となっています。
 勤続して20年以上になりますが、子どもが小さかった頃に病気がちだったために社長や同僚の方々に配慮してもらったので、これからその分の恩返しができればと思っています。

歓談

 表彰式終了後、市長と受賞事業者の皆様との歓談が行われました。
歓談写真歓談写真2



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