会津若松市の史跡一覧<国指定文化財> 旧正宗寺三匝堂(さざえ堂)

公開日 2017年01月07日

更新日 2019年06月20日

 

 

旧正宗寺三匝堂(さざえ堂)

 

     会津さざえ堂は寛政8年(1796)福島県会津若松市の飯盛山に建立された、高さ16.5メートル、六角三層のお堂です。
     正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といいます。
     当時飯盛山には正宗寺(しょうそうじ)というお寺があり、その住職であった僧郁堂(いくどう)の考案した建物です。
     その独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変合理的な

    お堂です。   
     また、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式を

    採用したことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成7年に国重要文化財に指定されました。   

    所在地:一箕町大字八幡弁天下1404-2