公開日 2022年01月26日
更新日 2023年02月01日
本市は、平成3年6月に中国の荊州市(当時沙市市)と友好都市提携を結び、市の代表訪問団の相互派遣をはじめ、青少年の書画交換交流や技術研修生の受け入れなど様々な 事業を通して、心のふれあう温かな交流を続けています。
令和3年度は、荊州市との友好都市締結から30周年を迎えました。
荊州市について
荊州市の概況
荊州市は、中国湖北省の中南部に位置し、長江(揚子江)中流域にあります。江漢平原の中央部であり、省郡の武漢へは東へ225km。三峡の宜昌へは西へ149kmです。
現在、荊州と沙市の二区と江陵、公安、監利の三県及び松滋、石首、洪湖の三市からなります。全面積は約14, 100平方キロメートル(福島県とほぼ同じ)、総人口は約523万人です。
気候は、亜熱帯モンスーン気候地域に属し、四季の区別がはっきりとしています。年平均気温は15.9℃~16.6℃です。
北西が高く、南東が低い地勢で、海抜は20m~50mです。土地は、平坦で河川や湖沼が多くあります。
荊州市の歴史
「三国志」の舞台として有名な荊州市は魏・呉・蜀の三国の境界の地であり、春秋戦国時代(紀元前770~220年頃)には楚の国の都として栄え、長江の重要な港として発展してきました。
その悠久の歴史と燦然と輝く文化は、数多くの名所・旧跡や遺跡を残しました。歴代武将たちが必ず争奪する要衝であった、「荊州古城」(10kmにも及ぶ城壁があり、城郭内部では古い町並みが保存され、現在は10万人ほどが暮らしています)、紀南城など国家級文化遺産5カ所をはじめ、省級文化遺産、楚城遺跡、楚文化遺跡、大型古墳など数多くの史跡があります。
荊州市の文化
荊州は、古代より文化の香りが高いことで有名です。古今を通じて、屈原、李白、杜甫、陶淵明、白居易、蘇軾、陸遊など多くの名高い人物、文豪、政治家が何度も荊州を訪れ、あるいは官吏として赴任し、すぐれた詩を残し伝えられています。現在、荊州市には長江大学をはじめ、6つの大学があり、その学生数は7万人を超えています。
荊州市の資源・産業
長江の流域にある荊州市は、昔から穀物・綿・油・水産品などの出荷量が多く、湖北省における農業総合生産基地の中核となっています。また、紡績・自動車部品・家電・精密化学などが支柱産業であり、食品・建材・軽工業・医薬品など様々な産業分野が発展しています。
荊州市との交流
友好都市締結のきっかけ
第二次大戦中に本市に本部があった旧陸軍歩兵第65連隊(白虎部隊)は、当時沙市市を中心に駐屯していました。戦後、その戦友会が何度か沙市市を訪問して交流を続けていたことがきっかけとなり、昭和60年、沙市市側から本市の日中友好協会へ交流の申し込みがありました。翌年には本市の日中友好協会の代表団が初めて沙市市を公式訪問。昭和62年に「会津若松市・沙市市友好交流促進協議会」が発足し、本格的な交流が始まりました。
平成2年になると、本市の市議会が沙市市との「友好都市宣言」を全会一致で決議。翌年の平成3年6月に、本市の代表団が沙市市を訪れて友好都市の関係を結びました。
友好都市締結後の主な交流
- 平成3年:沙市市から技術研修生を受入▼沙市市政府代表団が本市を訪問(以下、来若)
- 平成4年:本市友好代表訪中団が沙市市を訪問(以下、訪中)▼日中友好都市卓球カーニバルに沙市市と本市で共同参加
- 平成5年:本市青少年友好代表団が訪中▼本市謹教小と沙市市実験小(当時)、本市第三中と沙市市第三中(当時)が友好交流校を締結
- 平成6年:「友好・市民の翼」が訪中▼沙市市からバドミントンコーチを招く▼本市代表友好訪中団が訪中
(平成6年9月:沙市市が荊州地区と合併して荊沙市に) - 平成8年:荊沙市から卓球コーチを招く▼「友好・市民の翼」が訪中し、桜を記念植樹
(平成8年12 月:荊沙市から荊州市に名称を変更) - 平成9年:日中国交正常化25 周年記念友好都市ジュニア卓球大会に本市と荊州市の高校生が合同チームで参加▼本市代表友好訪中団が訪中
- 平成11年:荊州市政府代表団が来若し、本市の市制100周年記念式典に出席
- 平成13年:本市代表友好訪中団と「友好・市民の翼」が訪中。荊州市内に日本式庭園「会津園」が完成。桜の植樹1,000本を達成▼荊州市政府代表団が来若し、友好都市締結10周年記念式典に出席。あいづドーム前に荊州市の木・タイサンボク(泰山木)を記念植樹
- 平成18年:本市代表友好訪中団と「友好・市民の翼」が訪中。「会津園」に松を記念植樹
- 平成21年:荊州市政府代表団が来若し、本市の市制110周年記念式典に出席
- 平成29年:本市が訪中。また、荊州市青少年代表訪問団が来若
- 令和元年:荊州市政府代表団が来若し、本市の市制120周年記念式典に出席
- 令和2年:新型コロナウイルス感染拡大の支援として、荊州市へマスク33,000枚を送付
青少年書画交換交流事業
互いの市の小中学生が制作した書画作品の交換を通して、青少年の文化的な交流を行っています。
以下の動画は、本市から送付した作品が、荊州市内で展示された時の様子などが閲覧できます。
動画はこちら→荊州市での書画作品展示の様子など(外部リンク)
お問い合わせ
- 会津若松市役所企画政策部企画調整課
- 電話:0242-39-1201
- FAX:0242-39-1400
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