公開日 2022年02月10日
更新日 2022年07月01日
平成21年5月25日に、会津若松市米粉利用推進連絡協議会(会津若松米粉ネット)を設立しました。農業団体、流通業者、食品関連業者などの団体で構成されており、米粉及び米粉食品の普及推進や情報発信などを進めていきます。
設立趣旨
米の消費等の現状
現在、国内の米の消費量は、食生活の多様化、生活スタイルの変化、少子高齢化社会など様々な要因により、ピーク時の約半分となっています。米の消費量を増やすため、国内では日本型食生活の推進や米消費拡大の取組を継続していますが、残念ながら消費量は減少し続けています。米を中心とした日本型食生活の長所を国民一人ひとりが再認識し実践することにより、米の消費量を増やし、食料自給率を向上させていくことが重要な課題となっています。米粉利活用推進の必要性
このような状況の下、「粉食」という新たな形での米の消費拡大による食料自給率の向上が期待されています。近年、「米粉」の技術開発・研究 が進められ、米粉を使った「パン」や「麺」等の商品に消費者の関心が高まっており、小麦アレルギーのある方にも安心して食べられる代用品となっています。 また、米粉用米の生産は、水田機能を生かした農業生産を通し、農村の良好な景観を維持できるものと期待されます。会津若松市の農業振興にとっても、地元産米で作られた米粉の利用推進は地産地消の推進につながり、新たな需要開拓に向け加工産業と連携することで産業が活性化し、地域振興が図られると期待されています。
米粉研究会における成果
市では、平成20年に米粉利活用推進研究会を設立し、パン等の米粉食品の試食会や技術講習会の開催、市場調査、米粉利活用推進の課題と今後の方向性について調査研究を行ってきました。米粉の利活用推進は、米の消費拡大や食料自給率の向上とあわせ、水田の有効利用による耕作放棄地の解消に大きく貢献し、米が農産物産出額の大半を占める会津若松市の農業にとって非常に有効です。
ネットワークの構築
米粉の消費拡大には多くの課題があることから、地域全体で盛り上げるために、農業関係機関団体や商工業における米粉利用者などにより、 米粉利用推進のネットワークを構築し、課題解決と「会津若松市産コシヒカリ」の米粉の利用推進を図るため、平成21年に「会津若松市米粉利用推進連絡協議会」(会津若松米粉ネッ ト)を設立しました。食料自給率の向上・地産地消の推進・ブランド化そして有効な水田活用の観点から米粉利用の拡大に取り組み、地域産業の振興に資することを目的にしながら活動を進めています。事業
1.米粉の普及、利用推進事業
米粉及び米粉食品を広く消費者に認知してもらい、家庭・飲食店等への普及につなげるため、イベントで米粉料理や米粉製品等をPRします。また、市民や集団給食提供施設への会津産コシヒカリ米粉の無償提供を実施し、利用拡大を目指します。(1)イベント等でのPR
首都圏で開催されるイベントや米粉料理試食会等でのPRを行います。
(2)栄養士向け研修会の開催
保育施設や学校給食で給食作りに関わる栄養士の方を対象に、米粉の調理実習及び講演会を開催します。
(3)米粉料理教室の開催
年2回(定員16名、参加費500円)開催します。
(4)米粉料理コンテストの開催
米粉や地産地消食材を使った料理を一般公募し、順位選考・表彰を行います。
(5)市民・団体等への米粉の無償提供
(5)市民・団体等への米粉の無償提供
市内で料理教室等を開催する市民や団体等に対して、会津若松市産コシヒカリ米粉を無償提供(1回につき5kg以内、同じ申請者に対しては年度内2回まで)します。
(6)集団給食提供施設での利用推進
市内の集団給食提供施設(高齢者施設、幼稚園・保育所等)に対して、会津若松市産コシヒカリ米粉を無償提供(1施設10㎏以内、年度内2回まで)します。
2.会津若松米粉ネット会員に対する各種支援事業
会津産米粉のブランドイメージが図られるよう、会津若松米粉ネット会員に対し、米粉製品のPRのためのイベント出店にかかる経費や、新たな米粉製品の開発等に対する支援を行います。(1)県外のイベント出展に関する支援
米粉ネット会員が県外などのイベント等で米粉製品をPRする際に、旅費等の一部を支援します。
(2)商品開発のための支援
米粉ネット会員が会津産コシヒカリ米粉を原料として新たな米粉製品を開発する際のサンプル作成に要する経費の一部を支援します。
米粉ネット会員が会津産コシヒカリ米粉を原料として新たな米粉製品を開発する際のサンプル作成に要する経費の一部を支援します。
3.情報発信事業
米粉および米粉製品に関する情報を随時発信します。(1)ホームページやチラシへ掲載し、レシピ集を配付して情報発信します。
(2)米粉ネットインフォメーションの発行(米粉ネット会員向け)
4.その他
(1)米粉キャラクターの活用及び知名度の向上
(2)米粉等関連情報の収集・提供及び他関連団体等との連携
会員
- 会津よつば農業協同組合
- 会津若松飲食業組合
- 株式会社 ヨークベニマル
- 株式会社 リオン・ドールコーポレーション
- 生活協同組合コープあいづ
- 障がい福祉サービス事業所コパン
- 有限会社 林製パン
- 有限会社 高橋製パン店
- ホームベーカリーコビヤマ
- 吉田ベーカリー
- 株式会社 江戸屋
- 有限会社 熊野屋
- 株式会社 太郎庵
- 株式会社 白亜館
- 会津若松菓子工業組合(有限会社 熊野屋)
- お好みハウスどんどん
- 会津若松市食生活改善推進協議会
- 伝統会津ソースカツ丼の会
- 会津製麺工業 有限会社
- 福島冷販センター 株式会社
- 株式会社 Gaizu信
- 有限会社 舞酒
- 会津バーガー Lucky Smile
- あいづ素材Cafe めごめご
- リストランテ パパカルド
- ダイヤファーム会津 株式会社
- 有限会社 グリーンサービス
- 3216
- 株式会社 幸泉
- 企業組合 ぴかりん村
- たけとう茶屋
- 宿 たかや
- 會ベーグル
- 中華飯店 大川
- (有)荒木製菓(Patisserie Ar.)
- ホームシェフコンプリート
- 菓子工房Sucre
- 喰陣
- 会津若松市認定農業者協議会
- 福島県会津農林事務所
- 会津若松市教育委員会
- 会津若松市