公開日 2023年07月06日
「母子家庭」、「父子家庭」及び「寡婦」の方の経済的自立を支援するため、就労や児童の就学などで資金が必要となったときに、用途に応じて各種資金の貸付を行っています。原則として、連帯保証人が必要になります。
貸付申請には事前相談が必要です。事前相談及び申請は随時受け付けておりますが、申請受付から貸付金振込みまで約1カ月半から2カ月半程度の時間を要しますので、早めのご相談・申請をお願いいたします。
貸付申請について
対象者
- 20歳未満の児童を扶養している母子家庭の母および父子家庭の父
- 寡婦(配偶者のいない女性で、かつて母子家庭の母であった方)※前年の所得が203万6千円未満の者
- 40歳以上の配偶者のいない女性(母子家庭の母および寡婦以外の者)※前年の所得が203万6千円未満の者
- 父母のいない児童
要件
- 会津若松市に住民票があること
- ほかの借入金や税金、公共料金等を滞納していないこと
- 自己破産の申立てや特定調停、民事再生手続きをしていないこと
- 債務の返済額が年収の4割を超えていないこと
- 就労していること
- 世帯として過大な余剰金がないこと
- 借受者の属する世帯に、本資金の償還が遅れている方がいないこと
連帯保証人について
原則として、次の要件を満たす保証人が必要になります
- 一定の収入により独立した生計を営み、債務を弁済することのできる資力があること
- 申請者と同一生計に属する者でないこと
- 福島県内に居住しており、借受者からみて3親等以内の親族または、この配偶者であること
- 60歳未満の方、未成年者は不可
- 生活保護を受給していないこと
- 資金の貸付に関する利害関係者でないこと、相互保証でないこと
- ほかの借入金や税金、公共料金等を滞納していないこと
- 就労していること
貸付申請の際の注意点
- 申請の際には、申請者(借受者)・連帯借受者・連帯保証人の所得を証明する書類や印鑑登録証明書、生活設計書、通帳の写し等の書類の提出が必要です。申請資金に応じて、在学証明書や契約書などの書類の提出も必要となる場合があります。
- 申請後、県職員との面談による調査を行います。会津保健福祉事務所職員と、借受者・連帯借受者・連帯保証人のそれぞれが直接面談し、申請書の内容確認や保証意思および保証能力の確認を行います。
- 申請受付から貸付の可否決定および貸付金振込みまで約1カ月半から2カ月半程度の時間を要しますので、早めのご相談・申請をお願いします。
- 日本学生支援機構等の他制度と併用する場合は、福祉資金の貸付限度額から他制度の支援額を引いた額が貸付可能額となります。
- 原則として、無利子の貸付です。
償還(返済)方法について
- 償還開始の時期および償還期間は資金ごとに定められています。※下記表参照
- 口座振替による償還が原則です。
- 償還期限までに支払いがなかった場合は違約金が発生します。
貸付金の種類・限度額
種類 | 使途 | 貸付最高限度額 | 据置期間 | 償還期間 | 利率 |
---|---|---|---|---|---|
事業開始資金 | 事業を開始するに際して必要な経費(設備費、材料費等) | 3,260,000円 | 1年間 | 7年以内 |
無利子 |
事業継続資金 | 事業を継続していくために必要な運転資金 | 1,630,000円 | 6ヵ月間 | 7年以内 | |
修学資金 | 子が高校、専門学校、大学に修学するために必要な経費(授業料、通学費、教科書代、自宅外通学のためのアパート等の家賃、下宿代、寮費、生活費等) | 下記 別表1 |
卒業後 |
10年以内 | |
技能習得資金 | ひとり親家庭の母若しくは父、または寡婦が事業開始や、就職するために必要な知識技能を修得するのに必要な経費(授業料、交通費等) |
月額 68,000円 一括 816,000円 運転免許 460,000円 ※一括は入学金等が対象 |
期間満了後 1年間 |
10年以内 | |
修業資金 | 子が事業を開始し、または就職するために必要な知識技能を習得するために必要な経費(授業料、交通費等) | 月額 68,000円 運転免許 460,000円 |
10年以内 | ||
就職支度資金 | ひとり親家庭の母、父若しくは子、または寡婦が就職するために直接必要な経費(被服費等) |
一般 105,000円 |
貸付後 1年間 |
6年以内 | |
医療介護資金 | ひとり親家庭の母、父若しくは子、または寡婦が医療を受けるのに必要な経費又は介護を受けるために必要な経費 |
医療 340,000円 特別 480,000円 |
期間満了後 6ヵ月間 |
5年以内 | |
生活資金 |
⓵ 技能習得している間、医療または介護を受けている間、ひとり親家庭となって7年未満、または失業中の生活を安定・継続するのに必要な生活補給資金 ⓶ 児童扶養手当受給相当まで収入が減少した者の生活を安定・継続するのに必要な生活補給資金(児童扶養手当受給者は除く) |
⓵ 一般 月額108,000円 技能 月額141,000円 寡婦 月額72,000円 ⓶ 児童扶養手当の支給額 |
期間満了後 6ヵ月間 |
⓵ 技能習得 10年以内 医療介護 5年以内 生活安定 8年以内 失業 5年以内 ⓶ 10年以内 |
|
住宅資金 | 住宅の補修、保全、改築、増築、購入に必要な経費 | 1,500,000円 災害2,000,000円 |
貸付後 6ヵ月間 |
6年以内 災害 7年以内 |
|
転宅資金 | 住宅を移転するために必要な住宅の貸借に際し必要な経費 | 260,000円 | 貸付後 6ヵ月間 |
3年以内 | |
就学支度資金 | 子の学校への入学もしくは修業施設への入所に必要な経費 | 下記 別表2 | 卒業後 6ヵ月間 |
就学 10年以内 修業 5年以内 |
|
結婚資金 | 子が結婚するために必要な経費 |
310,000円 |
貸付後 6ヵ月間 |
5年以内 |
別表1 修学資金貸付限度額(月額)一覧
学校 | 居住 | 貸付最高限度額 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |||
高等学校 専修学校 (高等課程) |
国公立 | 自宅 | 27,000円 | 27,000円 | 27,000円 | ||
自宅外 | 34,500円 | 34,500円 | 34,500円 | ||||
私立 | 自宅 | 45,000円 | 45,000円 | 45,000円 | |||
自宅外 | 52,500円 | 52,500円 | 52,500円 | ||||
高等専門学校 | 国公立 | 自宅 | 31,500円 | 31,500円 | 31,500円 | 67,500円 | 67,500円 |
自宅外 | 33,750円 | 33,750円 | 33,750円 | 76,500円 | 76,500円 | ||
私立 | 自宅 | 48,000円 | 48,000円 | 48,000円 | 98,500円 | 98,500円 | |
自宅外 | 52,500円 | 52,500円 | 52,500円 | 115,000円 | 115,000円 | ||
短期大学 専修学校 (専門課程) |
国公立 | 自宅 | 67,500円 | 67,500円 | |||
自宅外 |
短大 96,500円 専修 78,000円 |
短大 96,500円 専修 78,000円 |
|||||
私立 | 自宅 |
短大 93,500円 専修 89,000円 |
短大 93,500円 専修 89,000円 |
||||
自宅外 |
短大 131,000円 専修 126,500円 |
短大 131,000円 専修 126,500円 |
|||||
大学 | 国公立 | 自宅 | 71,000円 | 71,000円 | 71,000円 | 71,000円 | |
自宅外 | 108,500円 | 108,500円 | 108,500円 | 108,500円 | |||
私立 | 自宅 | 108,500円 | 108,500円 | 108,500円 | 108,500円 | ||
自宅外 | 146,000円 | 146,000円 | 146,000円 | 146,000円 | |||
専修学校 (一般課程) |
52,500円 | 52,500円 | 52,500円 |
別表2 就学支度資金貸付限度額一覧
学校 | 貸付最高限度額 | ||
---|---|---|---|
小学校 | 64,300円 | ||
中学校 | 81,000円 | ||
高校 高専 専修学校の 高等課程 |
国公立 | 自宅 | 150,000円 |
自宅外 | 160,000円 | ||
私立 | 自宅 | 410,000円 | |
自宅外 | 420,000円 | ||
大学 短大 専修学校の 専門課程 |
国公立 | 自宅 | 410,000円 |
自宅外 | 420,000円 | ||
私立 | 自宅 | 580,000円 | |
自宅外 | 590,000円 |
修学資金・就学支度資金に関する注意事項
- 修学資金は前期分と後期分が半年分ずつ振り込まれます。
- 日本学生支援機構等の他制度と併用する場合は、福祉資金の貸付限度額から他制度の支援額を引いた額が貸付可能額となります。
- 就学支度資金については、入学前の3月31日が申請の締切日となります。入学後の申請はできません。
- 入学直前のご相談・お申し込みは、貸付が間に合わない場合がありますので、早めにご相談ください。特に、大学等進学にかかる貸付については、進路を検討される時期から相談を受け付けています。
- 会津若松市役所 こども家庭課
- 所在地:〒965-8601 会津若松市栄町5番17号 栄町第2庁舎1階
- 電話:0242-23-4545
- FAX:0242-39-1434
- メール
- 女性福祉相談室
- 電話:0242-32-4470