市長日記
むつ市と本市をつなぐ絆
5月31日に急逝した青森県むつ市の杉山市長の市葬に出席するため、6月9日にむつ市に行ってきました。
青森県むつ市は、戊辰戦争で敗れた会津藩士がその家族を連れて移住した斗南藩の藩庁が置かれた地であります。斗南は風雪厳しい土地で、旧藩士は慣れない農業と寒冷な気候を前に飢えと寒さに苦しみながら、原野の開墾と斗南日新館による教育や人材育成に努め、むつ市の発展の礎を築きました。会津人初の陸軍大臣となった柴五郎も斗南での生活を送るなど、本市とは歴史的にゆかりが深く、会津藩士の子孫も多く住んでおられます。
このようなゆかりから、本市とむつ市は昭和59年に姉妹都市を締結し、今日に至るまで、教育使節団の相互派遣や小・中学校の書画・作文の交換、スポーツ大会などでの交流、会津まつりへの参加など、行政・民間を交えての親善交流を続けてきました。
亡くなられた杉山市長も、母方の曾祖父が飯盛山に眠る鈴木源吉の兄に当たるなど、会津人の血を引いておられ、斗南会津会の会長も務められていました。わたしも、市長としてだけでなく、会津人の大先輩として心から尊敬し、信頼し、共に両市の発展を語り合うおつきあいをさせていただいてきました。5月に仙台で行われた東北市長会の席上でお会いしたときの元気な姿が脳裏に鮮明に残るわたしにとって、今回の訃報は、ただただ呆然とする思いでした。
これからも杉山市長の遺志を受け継ぎ、両市の交流をより一層推進しながら、杉山市長との共通の思いでもある、次世代を担う子どもたちの教育や人材育成に力を注いでいきたいと思います。
写真は、昨年8月19日にむつ市を表敬訪問したときの一場面で、写真右が亡くなられた杉山市長です。姉妹都市であるむつ市と本市は、長年にわたり交流を続けています