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委員会の審査から
 定例会で提案された条例案などは、3月2日、5日の本会議で審議されたあと、総務、文教厚生、産業経済、建設の各常任委員会に付託され、集中的に審査されました。その主な内容は次のとおりです。

総務

 総務委員会では、諸案件が付託された中、特に、議案第4号平成19年度会津若松市一般会計予算のうち、税制改正による税源移譲や納税、財政状況などについて、活発な論議が交わされました。
この案件は、市民が豊かで快適に暮らすことのできるまちづくりを進めるための、将来に向けた長期的な目標として、地方自治法第2条第4項に規定する「基本構想」を定めるものです。
 以下は、その質疑応答の一部です。

 新たな税制改正で税源が移譲されることによる影響は。

 調定額で約9億9000万円が本市に税源移譲されるが、所得税と市民税では人的控除枠が異なるため、それらを是正した後の最終的な予算見込み額は、約8億4000万円である。新たに住民税の税率が一律10パーセントになり、そのうち4パーセントが県民税、6パーセントが市町村民税分となる。人的控除の段階的廃止や老年者控除の廃止、定率減税の半減などにより、平成18年度においては3500世帯余りが新たに課税世帯となった。平成19年度においても、さらに課税世帯が増えると見込んでおり、平成18年度の増加分を基礎に市民税を算定している。

 生活困窮者の増大に対する認識と厳しい納税推進のあり方について伺う。

 近年の傾向として、多重債務を含む生活困窮者が非常に多くなっていると感じている。そのような方に対し、納税の履行を求めるだけではなく、法に従った処分と合わせて、生活状況やその人の抱える問題など、税金も含めて解決方法をアドバイスすることも必要であると考える。市税は財政運営の根幹をなすものであり、納税相談に当たっては十分な配慮をしながら、法律や条例の手続に従い、納税の推進に取り組んでいきたい。

 財政状況に対する市民の不安を少しでも取り除くために、財政状況の現状を積極的にPRすべきではないか。

 今、最も問題になっているのは、財政再建プログラムを実施しても、唯一調整できなかった市債である。市債残高が大きいことが実質公債費負担適正化計画をつくる大きな要因となっているため、中期財政見通しの中で毎年度調整する。
 また、赤字団体に陥らないようにするには、最低限その年度の歳入に見合った歳出を組むことが基本であり、今回も中期財政見通しの枠内で予算を編成したところである。
 財政状況については、市政だよりを含めた財政公表に努めているところではあるが、数字を使う表現上、市民にわかりにくいところもあることから、さらに表現方法を工夫し、さまざまな機会をとらえ、市民に理解を求めていきたい。
 以上論点となりました以外にも、各種団体への補助金のあり方、コンピュータ導入後の人件費削減の考え方、県立四年制大学用地取得及び造成協力寄附金継続のあり方などについて、種々論議が交わされました。
 なお、本案については、一部委員から反対意見がありました。県立四年制大学用地取得及び造成協力金は、県が責任を持つべきであり、本市の財政状況から、極めて問題があるなど、その他さまざまな理由から本予算案には賛成できないというものです。
 以上のような反対意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。

文教厚生

 文教厚生委員会では、諸案件が付託された中、特に、議案第4号平成19年度会津若松市一般会計予算のうち、(仮称)生涯学習総合センター整備事業費並びに中央公民館代替施設事業費について、活発な論議が交わされました。
 この予算は、(仮称)生涯学習総合センターを整備するための所要の経費並びにその整備にあたり、現中央公民館を解体することから、県より譲渡予定の会津学鳳高等学校の一部を、代替施設として活用するための費用を計上したものです。
 以下は、その質疑応答の一部です。

 民間駐車場と、どのような連携を図るのか。

 神明通り商店街振興組合が管理する第一駐車場が、神明通り側からしかアクセスできないため、中央公民館側からもアクセスできるよう連携したいとの要望が、平成17年に出され、(仮称)生涯学習総合センターを建設するに際し、その可能性を含め検討してきた。現在の市所有の公園の用地について、本年4月には事務整理の見通しがつくことから、それを踏まえ、実施設計作業にあわせて、連携のあり方を協議していきたい。

 100台の駐車場についての認識は。

 基本構想段階でも、通常使われる分については、この台数で足りると試算している。特殊な要因で利用が一時増える場合は、公共交通機関などの利用や効率的に近隣の駐車場との連携を図っていきたいとの考えから検討を進めてきた。
 以上論点となりました以外にも、障がい者自立支援給付費の積算内容とサービス量の見込み、プラスチック分別収集モデル地区での実績と課題、学校教育における評価基準の考えなどについて、種々論議が交わされました。
 なお、本案については、一部委員から反対意見がありました。(仮称)生涯学習総合センター整備事業費並びに中央公民館代替施設事業費については、今の財政状況の中で、会津学鳳高等学校の利活用も含めて考えたとき、栄町第1、第2庁舎の利活用もあるのではないか、その中で財政が好転したときに、この施設を建設してもいいのではないかと認識する。駐車場の問題も含めて、中央公民館跡地を適地としていいのかなど、その他さまざまな理由から、本予算案には賛成できないというものです。
 以上のような反対意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。

産業経済

 産業経済委員会では、諸案件が付託された中、特に、議案第4号平成19年度会津若松市一般会計予算のうち、観光振興事業について、活発な論議が交わされました。
 以下は、その質疑応答の一部です。

 観光振興を進めるための基本的な理念は何か。予算には、どう反映しているのか。

 観光振興を進める上で、力を入れているのは滞在型観光をどうつくり上げるかということである。さまざまな戦略を駆使するとともに、多様な切り口や媒体を利用しながら、観光振興を図っていきたい。
 平成19年度は、特に観光農業を具体的に推進するとともに、産業観光フォーラムを開催し、産業観光の取り組みのきっかけとしていきたい。また、会津観光応援隊を結成し、全国に会津のサポーターを増やしていくなど、さまざまな要素を組み合わせ、さらに魅力を重ねていくことが、今年の観光振興の大きな切り口であり、そのように予算化した。
 以上論点となりました以外にも、地産地消運動推進事業の拡大に向けた取り組み、米の新需給調整システムにおける市の役割、森林環境整備事業に対する市の考え、企業誘致促進事業の推進方策などについて、種々論議が交わされましたが、本案については、特に異論もなく、原案のとおり可決すべきものと決せられました。

建設

 建設委員会では、諸案件が付託された中、特に、議案第4号平成19年度会津若松市一般会計予算のうち、景観形成事業について、活発な論議が交わされました。
 さまざまな質疑応答の中、市長の出席を要請して審査を進めた経過があり、以下はその内容です。

 歴史的な建造物の現状を踏まえた上で、景観条例の見直しについての考え方や認識について、市長に伺う。

 景観条例については、歴史的景観指定建造物などの建物の所有権に対し、建物を保存していく規制や条例としてのあり方を見直していかなければならないと考えている。そのためには、今までの経過も踏まえ、建物の所有者、景観協定地区の方々をはじめとした関係者の同意を得て、協議、検討していく必要があると考えている。
 これからも、歴史的景観指定建造物などについては、永続的に建物を守り、保存していくことは大きな課題であり、所有者の経営的な課題なども踏まえ、いかに保存していくべきか、何らかの対策を講じる必要があると認識している。
 以上論点となりました以外にも、市全体の道路の舗装状況と今後の進め方、市民の多様なニーズに応じた今後の墓地整備の方向性などについて、種々論議が交わされました。
 なお、本案については、一部委員から反対意見がありました。この予算案には、県施行工事負担金が計上されており、本市の財政状況が厳しい中、この負担金に対しては、負担をしないという強い態度をとるべきであると考えることから、本案には賛成できないというものです。
 以上のような反対意見がありましたので、本案は表決に付された結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決せられました。

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