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議案等の対する総括質疑

 総括質疑は、提案された議案等に対して疑義をただすため発言し、答弁を求めるものです。
12月定例会の総括質疑は12月9、10日に行われ、13名の議員が質疑を行いました。その主な内容を、紙面の都合上一人 1項目とし、要約して掲載しました。


三本松地区宅地整備事業、特別参与報酬、  
雪害対策事業 などが焦点に

   

三本松地区宅地整備事業の土地問題

説明できる行政対応を、適切に行いたい

社会民主党・市民連合 松崎 新 議員 

 三本松地区においては圃場整備事業以降、約30年以上にわたり、土地問題が解決されていない。この解決なしに三本松宅地開発事業は進められない。
 地域の活性化、若者の定着、住民の悲願と言われてきた。
 しかし、この土地問題について旧北会津村では、昭和49年、55年に特別委員会を設置したが、未解決だ。この土地問題は今定例会で3回目である。再度真相を調査して後世までに禍根を残さないようにすべきである。


建設部長
 三本松地区の土地については、所有権移転登記も終了し、現在では問題のない土地であると考える。
市長
 この問題については、旧北会津村において事実を踏まえ、特別委員会を設置して、議会、行政が対応してきた。それを新市において引き継ぎ、課題の解決、事務的な整理をきちっとして本会議に提出したものであり、このような説明できる行政対応に努めてきた。今後とも適切な対応をしていきたい。
その他の質疑項目
*特別会計条例の一部を改正する条例

 

三本松地区宅地整備事業特別会計の総事業費

事業費には附帯工事費・人件費等を含まない

市民夢クラブ会津 成田 芳雄 議員

 宅地の整備計画及び販売計画、また販売価格の算定根拠、さらに地域経済に及ぼす影響並びに今すぐ取り組む理由、そして附帯工事や販売経費、人件費等を含む総事業費と坪単価を示せ。
 総事業費と販売価格の差は4億4,500万円で、これは市民負担となる。その対応並びに景気の動向や建築物の規制緩和、販売価格の見直し等事業精査のため、整備を2、3年、先送りすべきではないか。

建設部長
 本宅地は一戸建ての低層住宅地とし、平成18年度から3年間で完売したい。
 販売坪単価は、用地買収費や造成費、事務費、償還利息等の事業費10億3,500万円を宅地面積4万2,500平方メートルで除し約8万円とした。
 また、道路拡幅や排水路、人件費等含めた総合計は、約14億6,300万円で、これをベースにすると坪11万5,000円程度だ。
 規制緩和は開発許可の関係で困難であるが、早く整備し、完売に向けて努力していきたい。
「三本松地区」の写真
今後、宅地整備事業が予定されている三本松地区
その他の質疑項目
*特別会計条例の一部を改正する条例

 

字の名称変更についての専決処分

旧三村の名称は合併後も地域文化とともに継承

市民クラブ 石村 善一 議員
 (1)字の表示については、協議過程で、北会津の名称を残す、甲乙丙丁の表示を除く、49地区の行政区の名称を残すことなど、地区住民の意思を尊重した結果と聞くが、真宮新町には北会津の名称が残らない。北会津が二町に分割された理由は何か。
 (2)旧町名復活によるまちおこしが叫ばれている今日、旧三村名を町として継承する必要はなかったのか。また、今後どのような形で歴史ある名称をはじめ、伝統や文化を後世に継承するのか。

合併対策室長
 (1)名称については、地区の意向を最大限に尊重した。この結果、真宮新町とする要望が強く北会津の名称をなくした。また、分割についても地区の要望に加え、市街化区域と市街化調整区域の用途地域区分をも踏まえ、北会津町と真宮新町を設けた。
 (2)荒井、館ノ内、川南の旧村名は地名として用いられていないが、地域を示す俗称として親しまれ地域に息づいている。今後も、保育所、幼稚園、小学校、区長会等で使用され、地域に根ざした文化とともに継承されると考える。
「真宮新町付近」の写真
地区の意向を尊重し町の名称を真宮新町に


三本松地区に係る道路用地等の契約

支払いが遅れ地権者に迷惑今後適切な対応に努力

新世クラブ 渡部 認 議員

 (1)旧北会津村で執行された分を含め、三本松宅地開発に係る道路の用地費及び補償費の総額はいくらか。
 (2)なぜ旧北会津村分として事業完了できなかったのか。
 (3)この道路の用地取得及び物件移転補償契約について、予算執行の見通しが立たない状況で甘さがなかったか。また見通しが不透明となった時点で契約変更等の対応をすべきではなかったか。


建設部長
 (1)用地費が242万円、補償費が7,978万円となり、総額8,220万4千円となる。
 (2)個々の物件については、移転に要する期間が異なる事情もあるため、合併前まですべて完了できなかった。
市長
 (3)新市の事業責任者として信頼いただいている地権者の方々に、多大なる協力を受けているにもかかわらず、円滑に事業が実施されず、結果的に配慮に欠けていたことについて市長としてお詫び申し上げる。今後は適切な対応に努めていきたい。
その他の質疑項目
*特別参与報酬
*企業立地促進条例の一部を改正する条例

 

学校給食調理・洗浄業務の民間委託

13年度から4年間で約1億4千万円の経費削減

会津市民の会 石田 典男 議員

 平成13年度、行仁小、14年度東山小、15年度小金井地区給食センターにおいて実施されてきた給食の調理・洗浄業務の民間委託についての概要、削減効果及び給食環境改善の実績を示せ。
 また、平成17年度における委託の削減額は、どの程度見込んでいるのか示せ。


「給食の調理風景」の写真
給食の調理風景(東山小学校)
教育次長
 平成15年度では、児童1人当たり1食分の単価の比較で、従来通り直営の場合、314円である。一方、民間委託をした行仁小で105円、東山小で107円、小金井地区給食センターでは68円で、直営に比べて、約3分の1から4分の1程度である。
 削減額は平成13年度から平成16年度までの4年間で約1億4,000万円となる。
 また、環境改善として、アルマイト食器にかわり、強化磁器食器に約5,000万円をかけて9校に導入してきた。また、会津漆器椀を旧市内の全ての小学校に1学年分導入した。
 平成17年度の、人件費と委託料の差での削減効果は、約6,000万円を見込んでいる。
その他の質疑項目
*企業立地促進条例の一部を改正する条例

 

雪害対策事業における私道の救援策

会津若松除雪対策協力会の助成制度がある

市民クラブ 田澤 豊彦 議員

 本市の除雪については、私道がまともに除雪できない理由として除雪車が入らないとしているが、私道に対する救援策はどのようになっているのか聞きたい。


「除雪が難しい路地」の写真
安心して生活するために除雪は重要課題
建設部長
 私道の救援策としては、会津若松除雪対策協力会が5万円を上限として、除雪費用の2分の1を1回に限り地区に助成する制度がある。
 また、豪雪時には、雪害応急対策本部が設置された場合、除排雪を実施した地区に対して、1回に限り建設機械借り上げ費用の2分の1以内を助成する制度がある。
 市が除雪を行うためには、市道の認定が必要であり、これまで各地区から認定に向けた相談を受けてきたが、今後も、個別路線に応じて状況が改善されるような適切な助言、指導を行っていきたい。
その他の質疑項目
*道路管理に要する経費

 

三本松地区宅地整備事業の政策の位置づけ

北会津地域の土地利用で将来の地域活性化へ

新世クラブ 宮下 雅志 議員

 (1)宅地の販売は市が直接行うが、再建プログラムでは事業の外部委託など行政枠組みの検討が示された。例えば手数料を払っても、民間業者に販売の委託をする考えはあるか。
 (2)再建プログラム以降、市民生活に影響が出ており、市民サービスも低下している。この状況下、宅地開発には市民の批判が強い。
 市民が納得するには、単に引き継ぐのではなく、新市の将来展望に立った、政策の位置づけが必要だが、市長の思いを示せ。



建設部長
 宅地販売については、専門の方々との連携も含めて、多種多様な販売方法を検討していきたい。
市長
 三本松地区宅地整備事業は、阿賀川をはさんで北会津地区と一体的な土地の利活用を図るなど、まちづくりにつながる事業である。
 また、住環境の整備や企業誘致など、低廉な土地の活用は将来の地域経済の活性化や若者の定着に結びつくものである。指摘を真摯に受け止め、この事業を通して地域活性化に取り組んでいきたい。
その他の質疑項目
*三本松地区宅地整備事業特別会計(旧北会津村借入金返済金)

 

特別参与報酬

非常勤の特別職特別参与で了解を得た

日本共産党会津若松市議団 大竹 隆 議員

 市長は特別参与として庄條徳一旧村長を新市に迎えようとしているが、そんなに新市の市政運営に自信がないのか。
 また、庄條旧村長は、議会でも「公職にはつかない」という答弁を繰り返している。固辞していた方を無理に特別参与という特別職に迎えることは理解できないがどうか。        
 旧村長の任期に近い期間を、週3日の勤務で月額18万円、2年3カ月で486万円支払うことになる。この金額を、どう思うか。またこの金額は市民のために使用すべきと思うがどうか。


市長
 編入合併後、新市の今後のまちづくりに当たって、編入された地区の住民側に立ち、より繁栄させるためには必要な役割として力を借りたいということでお願いをしてきた経緯にある。
 非常勤の特別職である、特別参与という役割で旧村長の了解を得た。
 村長の年収と比較すると大変少ない報酬でアドバイスをいただけるものである。
 また、この役職は、平成19年3月までで、それ以降は合併効果として人件費の削減につながるものと考えている。
「北会津支所の職務室の風景」の写真
特別参与の勤務場所となる北会津支所
 

 

三本松地区宅地整備事業の入札

入札は原則として指名競争入札となっている

会津市民の会 坂内 和彦 議員

 この事業は、新市で引き継ぐことを約束したものであり、順次進めるべきと考えるが、今後の入札、着工のスケジュールを示せ。
 また、入札については、旧北会津村において、いったんは指名まで行った経過があるが、入札方法について、合併後は、前の方法と違いはあるのか。


建設部長
 入札については、今定例会議決後、行いたい。また、この事業は平成16・17年度で造成工事を行うが、冬季間については継続事業であるため工期の問題はない。
総務部長
 入札の方法は、まだ決定していないが、合併協定項目においては、原則として指名競争入札となっている。しかし、競争性、公平性、透明性の観点や地域経済の活性化の観点も踏まえ検討したい。原則という意味は、当該発注が困難な場合は別途発注をするとのただし書きもあることから、いろいろな観点から検討したい。
その他の質疑項目
*雪害対策事業費
*予備費
 

 

三本松地区宅地整備事業の用地費決定過程

買収単価は旧村の買収単価調整会議で決定

日本共産党会津若松市議団 斎藤 基雄 議員
 (1)旧北会津村が行った宅地分譲に関するアンケートの評価と今後の対応を示せ。
 (2)土地鑑定評価の結果と異なる単価で用地買収を行ったのはなぜか。また、本市では過去にそのような事例はあるのか。
 (3)新鶴村が吹上台の分譲をしているが、この事業の概要について伺いたい。
 (4)新市でこの旧北会津村の事業を引き継ぐにあたり、市は独自の事業費精査を行ったか。

「買収単価が決定した三本松地区」の写真
旧村の買収単価調整会議で買収単価が決定した三本松地区
建設部長
(1)宅地を購入したいなど良好な回答があるが、相手を特定できないため、今後追跡調査が必要と考えている。また民間の方々の協力を得て顧客確保に努める。
(2)鑑定評価額は1平米当たり3,800円だが、周辺の影響を考慮し、旧北会津村における買収単価調整会議で4,500円と決定した。また、本市の事業では過去にそのような事例はない。
(3)第1期、2期分合わせて全78区画中、22区が売れ残っている。
合併対策室長
 (4)法定協議会では、さまざまな意見が出たが、お互いの計画を尊重することで進めてきた。
 

 

三本松団地の道路改良は特別会計で実施すべき

三本松団地とは関係なく市道の整備

阿部 光正 議員

 市道幹II-24号線は三本松団地を貫くもので、同団地との一体的開発に当たり、三本松宅地整備事業特別会計に当然繰り入れるべきものだ。それが法の趣旨であり、現に扇町土地区画整理事業でもそうしているがどうか。
 そうしないのは、団地を原価より安く売るための手法で市民の信頼を損なうものだ。
 また、通常の道路改良だと言い張るのなら、200件以上もの陳情を飛び越して、これだけを先にやるのか。不公平だ。


市長
 この道路改良事業は、旧北会津村で、地方特定道路整備事業として県の採択を受け、歩行者及び一般交通の安全を確保しようとする事業である。
建設部長
 ご指摘のように扇町土地区画整備事業では、特別会計に含まれている。
 今回の事業は、開発区域を通過するものであるが、国道と下米塚を結ぶ既存の道路で、大型車の混入率が高く、歩行者及び一般交通の安全性を高める必要のある路線であるため、一般会計で措置した。
「三本松地区を通る市道幹II-24号線」の写真
三本松地区を通る市道幹II-24号線
その他の質疑項目
*農業集落排水事業特別会計補正予算の専決処分について

 

水質検査で使用する薬品の保管は

直ちに使用しなくなった試薬を整理し、処分した

会津市民の会 高橋 誠 議員

 監査委員から、水質検査のための毒物・劇物の保管状況についての指摘がなされているが、まず、保管をしていた毒物・劇薬の種類と数量を示せ。
 次に、その保管場所並びに保管体制はどうだったのか。
 また、今回の指摘を受け、どのような改善をしたのか伺いたい。



安全でおいしい水を供給する浄水場施設(滝沢浄水場)
水道管理者
 安全な飲料水を供給するために水質検査を行っているが、その試薬として毒物・薬物に属する薬品を使用し、検査を行っている。その種類は45種類で、重量換算できるものが約25キログラム、数量換算できるものが約20リットルである。
 また、これらの薬品は、滝沢浄水場の保管庫で保管し、水質検査の担当者2名、さらには所属長が施錠管理している。
 指摘事項については、直ちに使用しなくなった薬品を整理し、業者に委託して処分をした。

 

国民健康保険特別会計繰出金の意義

申請業務等の改善を図っていく

公明党 小山 泉寿 議員

 受益者負担を原則とする国民健康保険特別会計に、一般会計から繰り出すことは、その分市民にどれだけ還元できるか、サービスを提供できるかということである。そのためには、それに見合う利便性を高めるという工夫が必要だ。 
 高額医療費等の手続きについてなど、市の窓口でも受付を行うべきと考えるが、今後の改善策を示せ。


健康福祉部長
 高額医療費の支払いについては、現在、社会福祉協議会に委託しているが、これは、国民健康保険以外の加入者も含めての対応をしている。
「スキー遊びのイラスト」の画像 しかしながら、国保加入者にとっては、申請窓口が分かりにくく、2度足を踏む場合もあるため、申請業務については、市でも受付ができるよう速やかに改善していく。
 また、同様のケースがないかどうか、再検討していく。
その他の質疑項目
*企業立地促進条例の一部を改正する条例
*特別会計の一部を改正する条例

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