農作業時の交通事故を防止しましょう!

公開日 2024年04月11日

更新日 2024年04月11日

農耕車による交通事故の防止

 4月に入り、農作業が本格的に開始する時期となりました。トラクターやコンバインの横転事故や公道での追突事故が多くなる時期でもあります。農作業車を利用する際は、安全点検や安全確認など事故防止に努めましょう。

 

R6農作業安全運動推進チラシ(福島県農林水産部 農業担い手課発行)[PDF:633KB]

農機の事故防止チラシ(農林水産省・警察庁・JA共済)[PDF:2.27MB]

農耕車を運転する前に

 

 
  • ブレーキの連結を確認しましょう。

トラクターは小回りがきくように左右それぞれにブレーキがついてますが、転倒・転落防止として左右のブレーキを連結させましょう。

 

  • 安全キャブ・フレームの装着とシートベルト・ヘルメットの着用

救命効果の高い安全キャブやフレームがついた農耕車を利用しましょう。

また、損傷を軽減するシートベルト・ヘルメットを着用しましょう。

 

  • ランプ類や低速車マーク等の取り付け

周囲に気づいてもらうため、低速車マークや反射材を設置しましょう。ランプ類が機能するかどうか点検し、また農作業時に反射材等に付着した泥等は落としてから走行しましょう。

 

農耕車を運転する際には

  • 公道を走行する際には、交通量の多い道を避け、側道を走行するようにしましょう。また、計画的に作業を行い、なるべく暗い時間帯に走行することを避けましょう。
  • 公道を走行する際には道路使用時間帯に配慮したり、道を譲ることで一般交通の妨げにならないように心がけましょう。

 

農耕車の事故について

農耕車は一般の車両とは形状や機能が異なります。下記の事故発生要因を認識し、きちんと事前の点検、準備を行うとともに注意深い運転、作業を心がけて事故を未然に防止しましょう。

事故発生の要因(単独事故)

用水路等への転落

運転ミスや道路環境が悪いことにより、田畑や用水路等へ転落する。

傾斜地での横転等

  • 重心位置が高いためバランスを崩して横転する。
  • 傾斜で自然に動き始めた農耕車にひかれる。

事故発生の要因(追突事故)

日没後における追突

周囲が暗くなると農耕車の存在が見えにくいため追突される。

ドライバーの皆さんへ

農耕車は低速走行しています。特に薄暮時や昼間のトンネルなどで農耕車の付近を通行する際は十分注意しましょう。

 

 

万が一に備えて(保険の加入)

車両の整備や安全運転は何より重要ですが、不測の事態はつきものです。農作業事故・交通事故が発生すると、受傷した本人ばかりか農家経営自体に重大な影響を及ぼす恐れがあります。万が一事故を起こしてしまった時のために、労災保険や損害保険などに加入することで安心して農業経営にあたりましょう。