公開日 2023年09月29日
更新日 2025年04月01日



御薬園(おやくえん)は、かつて会津領主・藩主が別荘として利用していた庭園で、会津若松市花春町にあります。
室町時代のころに霊泉(れいせん)が湧き出したこの地に、時の会津領主であった葦名氏が別荘を建てたのが始まりといわれています。
その後も歴代領主に利用されていますが、松平(保科)家が会津藩主になって、3代藩主正容(まさかた)の時代に、園内で朝鮮人参の栽培に成功、領内に作付けを推奨したことから「御薬園」と呼ばれるようになりました。
慶応4年(1868)の戊辰戦争の際には西軍の治療所として使われたことから戦火による焼失を免れることができました。
現在、園内は心字の池(しんじのいけ)を中心とした東山山系を借景とする回遊式庭園と、茶席・書院・御慰所(おなぐさみどころ)として使われた御茶屋御殿、薬草標本園、重陽閣から構成されていて、心字の池の中央にある中島には、江戸時代中期に建てられた数寄屋建築の楽寿亭があります。
自家用車で御来園の方へ
北側と西側にそれぞれ駐車場がございますが、北側の駐車場は大型車優先のため駐車台数に限りがあります。
普通乗用車でご来園の方は、なるべく西側駐車場をご利用ください。
公共交通 アクセス
会津若松駅(バス停「若松駅前」)から、まちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗車(約30分)、バス停「御薬園」下車、徒歩すぐ
または会津若松駅(バス停「若松駅前」)から、まちなか周遊バス「あかべぇ」に乗車(約15分または約22分)、「会津若松商工会議所前」下車、徒歩5分
お問い合わせ
- 会津若松市役所 文化スポーツ課 文化財グループ
- 電話番号:0242-39-1305
- ファックス番号:0242-39-1272
- メール