知っておきたい!お酒と健康

公開日 2021年08月24日

1日の適量は、純アルコール量で男性は約20g、女性は約10gまでです

 お酒は適量であれば、血行促進やリラックス効果があります。しかし飲みすぎは、肝臓や全身にさまざまな影響を及ぼします。お酒で心身の健康を損なわないために、上手にお付き合いしましょう。

純アルコール量20g(お酒の1単位)の目安

酒種 ビール 日本酒 焼酎 ウィスキー ワイン 缶チューハイ
アルコール度数(度) 5 15 25

43

14 7
適量

500ml

(中瓶1本)

180ml

(1合)

110ml

(0.6合)

60ml

(ダブル1杯)

180ml

(グラス1.5杯)

350ml

(缶1本)

純アルコール量の計算式

お酒の量(ml)×[アルコール度数(度)÷100]×0.8

例)ビール中瓶1本 500×[5÷100]×0.8=20(g)

 

 また、新型コロナウイルス感染症によるストレスや外出自粛などにより、早い時間からアルコールを飲むことや、オンライン飲み会でいつもより飲酒量が増えてしまう可能性があります。飲酒開始時間や終了時間をあらかじめ決めるなど、節度を持つことが大切です。

 

入浴・運動前は飲酒を控えましょう

 お酒を飲んだ状態で入浴・運動をすると、血流が良くなり酔いが加速するほか、血圧が低下しめまいを引き起こしやすくなります。めまいやふらつきから転倒やケガなどの思わぬ事故に繋がる可能性がありますので、お酒を飲んだ時は運動を避け、お風呂はシャワーなどで軽く済ませましょう。

飲む前に、飲む量を決めて、ゆっくり飲みましょう

 ゆっくり飲むことで、アルコールは肝臓にゆっくり吸収され、血中濃度上昇も抑えることができます。

食事をとりながら飲みましょう

 空腹状態でお酒を飲むと、胃腸を強く刺激し粘膜を荒らすことがあります。食事をとりながら飲むことで、食べ物が胃壁に付着して胃をアルコールから守ることができます。

合間に水を飲み、強いお酒は薄めて飲みましょう

 アルコールには利尿作用があるため、脱水症状を起こしやすくなります。飲酒時は、アルコール以外の水分を一緒に補給しましょう。

休肝日を週に2日作りましょう

 体内に入ったアルコールは、肝臓に運ばれ時間をかけて分解されます。ビール中瓶1本(純アルコール量20g)が分解されるのに、個人差はありますが3時間程度かかります。そのため、飲みすぎると分解に時間がかかり、肝臓に負担をかけます。また、飲んだあと就寝している間も肝臓がアルコール分解のため働き続けます。週に2日程度は肝臓を休めることが、お酒を長く楽しむ秘訣です。

  • 少量の飲酒で、顔面紅潮・吐き気・頭痛・動悸(フラッシング反応)の症状がある方は、アルコール分解が遅い体質であるため、お酒との付き合い方には注意をしましょう。

定期健診を忘れずに受けましょう

 アルコールは肝臓やさまざまな臓器に影響を与えます。そのため、定期的に血液検査やがん検診などの検査を受け、健康状態を確かめましょう。

 

 

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