市街地におけるムクドリ・カラスの鳥害対策を実施しています。

2017年11月14日

 

ムクドリ群れの写真

電線に止まるムクドリの群れ

 近年、夏から冬にかけてムクドリやカラスが市街地をねぐらにしており、フン等の鳥害について対策の要望や問い合わせが寄せられていることから、市では市民と協働で市街地での鳥害対策に取り組んでおり、対策会議や講演会等の開催、ムクドリ・カラスの追い払い等を行っています。

 しかし、ムクドリやカラスも野生鳥獣で生態系の一部であり、本来保護されるものです。また、害虫や動物の死骸などを食べてくれる益鳥でもあることから、この事業の目的としては市街地に大群でねぐらをとるムクドリやカラスの対策が主になります。

 人間と野生鳥獣で上手に住み分けできることが理想です。

 

 

 

 

新着情報 NEW!会津学鳳中学校・高校周辺でカラスの追い払いを実施しました!

 

学鳳のカラス1

 平成29年10月17・18日の2日間、会津学鳳中学校・高校周辺で地域の町内会や学校、市民団体の方々、延べ40名でカラスの追い払いを行いました。

 

 会津学鳳には平成28年も8月からカラスが夜間ねぐらをとるようになり、11月には1,000羽程度に増えて、歩道がカラスのフンでひどく汚れました。そこで今年と同様にカラスの追い払いを行い、会津学鳳から一時的に追い払うことには成功しましたが、カラスはその後3月まで市街地を転々と移動してねぐらをとり、市街地から追い払うことはできませんでした。

 今年も会津学鳳のグランドにある林には8月中からカラスが徐々に集まり始め、追い払いをする1週間前には600羽から800羽程度のカラスが夜間ねぐらをとるようになっていました。

 今年の追い払いでは、去年よりも更に広い範囲を競技用ピストルやレーザーポインタなどの機材を増やして追い払いを行いました。

 

学鳳カラス2

会津学鳳中学校・高校のグランドを飛ぶカラス

      写真提供:学鳳中学校 古川教頭

 平成29年10月17日午後5時ごろカラスが会津学鳳に集まってきたのを見計らい、競技用のピストルや板材で作った拍子木などで大きな音を出したり、レーザーポインタやLEDライトの光を当てるとカラスは一斉に飛び立って周辺地域へ逃げだしました。そこへ周辺地域に待機していた人たちがカラスをさらに追い払うと、さらに遠くに逃げたり、別の地域に逃げるもの、中には会津学鳳に戻るものなど、散り散りになって逃げだしました。各自の担当地区からカラスがいなくなるまで追い払いを続け、30分程度ですべての地区からカラスはいなくなりました。18日も同様にカラスの追い払いを行い、その後2週間ほど、市街地にはカラスのいた形跡はありませんでしたが、11月になって蚕養神社周辺や行仁地区で、またカラスの大群が確認されています。

 やはり、カラスを市街地から追い払うのは簡単ではないようです。

 

 

 

 

新着情報 NEW!講演会「賢いカラスに負けない撃退法を考える」を開催しました。

 

講演会杉田先生1宇都宮大学 杉田教授

 平成29年9月30日(土)午後3時から、会津若松市文化センター展示室兼会議室において宇都宮大学農学部の杉田昭栄教授による講演会「賢いカラスに負けない撃退法を考える」が開催されました。

 杉田教授はカラスの能力や知能を行動調査だけでなく、解剖学や様々な実験などから研究しており、講演ではその驚くべき能力や知能、そして習性などの紹介のほか、全国の都市で同様の問題が起きていることと、現時点ではこうすればカラスを市街地から追い払えるという確実な方法は無く、地域ごとに工夫をして追い払うことが必要だとお話しいただきました。

  最後に質疑応答では、他都市での追い払いの取り組みから追い払い方法を参考にしたいという声が出されたり、ひとつの市だけでは根本的な解決は難しく、周辺の自治体と広域で取り組むべきとの意見が出されるなど、活発な意見交換がされました。

 

みんなで考えよう!「街と鳥害」 第1回鳥害対策会議を開催しました!

 

会議の写真

 

 平成29年7月6日に平成29年度の第1回鳥害対策会議を開催しました。

 会議では、町内会や日本野鳥の会、東北電力などの方々にも参加していただき、各地区でどのような鳥害があるかについての情報共有や、鳥害・追い払いについて意見交換が行われました。また、今後もムクドリ・カラスの追い払いやカラスの餌場対策(ごみステーション対策、ゴミ出し時間等ルールの厳守等)、講演会の開催などを予定しています。

 

 

 

 

 

 

ムクドリ・カラスの生態

  

  • ムクドリ
  • 体長24cmほど。
    ムクドリの写真

    画像著作権者 古川裕司氏

     

  • 黄色い足とくちばし、短い尾。飛ぶと腰の白が目立つ。
  • 「キュルキュル」、「ジェー」、「ツィッ」などとさまざまな声を出す。
  • 三月下旬から7月までが繁殖期間で、繁殖が終わると群れになり、多い場合は数万羽になることもある。
  • 雑食性で特に虫、果実を好む。

 

 

 

 

  

  • カラス

  日常でよく目にするカラスにはハシボソガラスとハシブトガラスの2種類がいます。

 

  • ハシボソガラス 
    ハシボソカラスの写真

    画像著作権者 古川裕司氏

     

  • 体長50cmほど。
  • くちばしが細く、額がなだらかになっている。
  •  「ガー、ガー」と濁った声で鳴く。
  • 農耕地、河川などで見られることが多く、日本では全国で繁殖している。
  • 木の実、草の実、野菜類、昆虫類、海岸や川辺で見つかる魚やけものなどの死体などなんでも食べる。

 

  

  • ハシブトガラス 
    ハシブトカラスの写真

    画像著作権者 古川裕司氏

     

  • 体長55cmほどでハシボソカラスよりもやや大きい。
  • くちばしが太く、額が出っ張っている。
  • 「カー、カー」と澄んだ声で鳴く。
  • 海岸、河原、農耕地、住宅地、市街地、山地、森林などどこでも見られる。
  • 魚をはじめ、動物の死体、小動物、果実、人の出す生ごみなどを食べ、雑食性で自然界の掃除屋と呼ばれている。

 

  

 カラスの繁殖期間

 カラスは3月から7月頃が繁殖期間で、3月頃は巣作りを行い、4月から5月頃に卵を産み、5月から6月頃にヒナが育ち、6月から7月頃にヒナが巣立っていきます。この繁殖の時期は卵やヒナを守るため神経が過敏になっており、場合によっては威嚇・攻撃してくることもあるので巣の近くを通ったりなど、カラスを刺激しないように注意する必要があります。 カラスは攻撃する前に威嚇してくるため、それに気づくことが大切です。

 

  • カラスの営巣場所
  • クスノキ、カシなどの背の高い常緑樹。
  • ケヤキ、ムク、エノキなどの背の高い落葉樹。
  • 高圧鉄塔、高層建物屋上、電柱となどの背の高い構造物。
  • 近年ではソーラーパネルと屋根の間に巣を作ることもあります。

 

  • カラスの威嚇行動
  • まず「カッ、カッ、カッ」と鳴きながら頭上を飛び回ったり、近くで鳴いたりします。
  • それで立ち去らないと、さらに近くで「ガーッ、ガーッ、ガーッ」と濁った声で鳴きます。
  • それでも立ち去らない場合は今度はフンや木の枝を落としたり、後頭部を攻撃してきます。

 

  • 親ガラスに威嚇・攻撃された場合
  • 親ガラスに警戒され、威嚇されてしまった場合は親ガラスに背を向けずに、静かに離れましょう。
  • カラスが攻撃するときは、後ろから後頭部を足で蹴って攻撃してくるため、帽子やかばんなどで後頭部を守り攻撃を防ぎましょう。
  • カラスはいつまでも攻撃してくることはなく、縄張り(巣から半径20mから100m程度)の外まで行けば追ってはきません。
  • 攻撃は大抵一羽から二羽で、集団では襲ってきません。

 

 カラスは子供を守るために攻撃するのがほとんどで、繁殖期以外の時期は集団を形成しており、襲ってはこないようです。

 カラスにとって人間は怖い生き物であり、我が子を守るために必死なのかもしれませんね。

  

カラスのフン清掃試験を実施しました!

 平成29年7月21日(金)カラスのフンの清掃試験を実施しました。
 付近の住民宅から水道と電源を使用させていただき、職員が高圧洗浄機1台と電源コードドラム、延長ホースを持参し、一人で清掃を行いました。
 高圧洗浄機の最も高圧のノズルで清掃したところ、地面とノズルの距離20cm程度で数秒噴射するだけでカラスのフンを取り除くことができました。

 30mほどの距離を30分程度で清掃することができました。  

フン清掃の写真

清掃前

フン清掃の写真

清掃後

フン清掃の写真

清掃後

  

講演会「ムクドリ・カラスよ 森に帰れ」を開催しました!(平成28年8月20日)

平成28年8月20日(土)に会津迎賓館にて、鳥類生態の専門家である中村浩志先生をお招きし、講演会「ムクドリ・カラスよ 森に帰れ」を開催しました。また、講演会終了後、駅前地区においてムクドリの追い払いを実施しました。

 

 (駅前ムクドリの追い払いと講演会「ムクドリ・カラスよ 森に帰れ」を実施しました!へのリンク)

  

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 環境生活課
  • 電話:0242-39-1221
  • FAX:0242-39-1420