ハチミツ及びハチミツを含む食品を与えるのは、1歳を過ぎてからにしましょう~乳児ボツリヌス症予防のために~

公開日 2017年05月09日

更新日 2017年06月13日

ハチミツによる乳児ボツリヌス症は、乳児特有の食中毒です。

 

 乳児ボツリヌス症とは

  • ボツリヌス菌は、土の中などに広く存在している細菌です。乳児ボツリヌス症の主な原因食品はハチミツで、1歳未満の赤ちゃんは腸内環境が整っていないため、ハチミツの中のボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すことで、便秘、哺乳力の低下、泣き声の変化、首のすわりが悪くなるなどの症状を引き起こすことがあります。適切な治療で治癒しますが、まれに亡くなることもあります。大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けるので、通常何も起こりません。1歳以上の方にとっても、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。
  • 離乳食は基本的に加熱したものを与えますが、ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。ハチミツやハチミツ入りのお菓子や飲み物は満1歳になるまで与えないようにしましょう。

 

予防のためにできること

  • 食品の裏面には、その食品がどんな材料で作られたかがわかる「原材料名」や、アレルギー体質をもつ消費者の健康危害の発生を防止する観点から、過去の健康危害等の程度や頻度を考慮し、容器包装された加工食品へ特定原材料を含む旨の表示(アレルギー表示)が義務付けられています。
     赤ちゃんに食べ物や飲み物を与える大人が、普段から与える食品の表示をよく確認しましょう。
    また、今の月齢のお子さんのために必要な食品かどうかを、選択する力をつけましょう。
  •  厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」へのリンク(外部サイト)

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 健康増進課
  • 電話:0242-39-1245
  • FAX:0242-39-1231
  • メール送信フォームへのリンクメール

関連ワード