年頭所感

2018年1月5日
室井照平市長の写真

第36代会津若松市長 室井照平

 

 市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から市政にお寄せいただいておりますご支援、ご高配に対しまして厚く御礼を申し上げます。


 さて、昨年は、本市にとりまして「第7次総合計画」を策定し、まちづくりのビジョンである「ともに歩み、ともに創る『温故創しん』会津若松」の実現に向けて、新たなまちづくりを始動させた一年でした。
 本市のまちづくりを担う「ひとづくり」におきましては、未来を担う子どもたちの健全育成に向けた取り組みとして、「あいづっこ学力向上推進計画」の策定や「あいづっこ人材育成プロジェクト」、「未来人財育成塾」などの実施を通して、学力の向上はもとより、故郷会津を誇りに思い、世界の中でたくましく躍動するあいづっこの育成に努めてきたところであります。また、本年4月より、いよいよ開校いたします河東学園中学校の建設や、地域の皆様と意見交換を重ねながら整備方針を策定した行仁小学校の建て替えに向けた検討、デジタル教科書、教材を活用した効果的な授業を行うためのプロジェクター付電子黒板の全小中学校への配置など、教育環境、学習環境の整備にも意を用いてまいりました。

 このような中、昨年は音楽・スポーツなど様々な分野において、本市の子どもたちの活躍が多く見られましたことは、大変うれしく、また頼もしく感じたところであり、今後も引き続き、子どもたちの健やかな成長に資する取り組みや環境づくりを推進してまいります。

 

 ここで改めて、市政発展に向けた取り組みや今後の展望を申し上げますと、はじめに、産業面では、会津大学の立地という強みを活かし、ICT関連企業の集積を進めており、その取り組みの一つである「ICTオフィス環境整備事業」につきましては、平成31年度からの企業入居に向けて、首都圏企業への積極的な誘致活動とともに、従業員500人規模の施設整備を着実に進めてまいります。
 また、会津地域の企業のビジネスチャンス創出を目的とした「ものづくり企業商談会」の実施や、新規企業の誘致を見据えた「企業立地セミナー」の開催などを通して、既存企業の支援や新規企業の立地への取り組みを推進しており、昨年度分譲を開始いたしました「会津若松徳久工業団地」につきましても、成長産業をはじめとした企業の誘致に取り組んでまいります。一方で、地元産品の販路拡大や産業の振興におきましては、大手量販店の協力による会津の物産品の首都圏でのPR(会津フェスタなどの開催)や、会津の旬の食材を市内飲食店や宿泊施設等で提供する「会津食の陣」の開催など、会津人が胸を張って誇れる産品を地域内外で発信してまいりました。また、生産管理や品質・生産効率を高めていくため、ICTを導入した農業の取り組みとして、養液土耕システムなどに着目し、施設園芸対策の拡充に努めております。今後はこれまでの施設園芸対策に加え、水稲農業における水管理システムの導入にも取り組んでいくことなども含め、センサーや通信技術を活用していくことによって地域の産業の向上に努めてまいります。


 次に、福祉、市民サービスの面では、地域包括ケアシステムの構築を目指す「高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画」、また共生社会の実現に向けて合理的配慮などの取り組みを目指す「障がい者計画・第5期障がい福祉計画・第1期障がい児福祉計画」の策定に向けて、市民の皆様や関係団体の皆様とともに検討を重ねてきたところであり、平成30年度を計画の初年度として、国の施策の変化に的確に対応してまいります。また、子育て家庭の多様な課題に対応するため、昨年「子ども未来基金」を創設したところであり、本基金を活用し、民間団体の皆様の主体的な活動への助成にも努めているところであります。これらの取り組みを通して、高齢や障がいの有無などに関わらず、誰もが自分らしく暮らし続けることのできる地域社会の実現を目指してまいります。
 少子高齢化や人口減少が進行する中、地域課題の解決や活性化を図るためには、行政のみならず、地域の皆様や事業者等が連携して取り組む必要があることから、市では湊地区をモデルとした「ICTを活用した中山間地域づくり事業」を推進しており、各家庭のテレビで様々な地域情報をやり取りする「みなとチャンネル」や、地域住民が運営する地域住民のためのバス「みなとバス」の運行などを通して、住民主体の取り組みを後押ししております。


  次に、観光振興の面では、今年は、会津の戊辰戦争終結から150周年の節目を迎えます。本市では、「『義』の想い。つなげ未来へ―。戊辰150周年。」をキャッチフレーズに、先人顕彰やこれまでの会津の歴史的意義の再認識を図る機会とするとともに、これらの情報を広く発信することで本市の文化振興や観光誘客につなげていく観点から、行政や民間団体等が一体となった「会津若松市戊辰150周年記念事業実行委員会」を設立し、各種事業を通して機運の醸成に努めてきたところであります。本番となる今年は、キックオフ歴史シンポジウムをはじめ、鶴ヶ城天守閣を舞台としたプロジェクションマッピングや戊辰戦争に関連するテーマによる基調講演、企画展の開催、また戊辰150周年を記念した特別映像の制作・配信、白虎隊の史実をオペラ化した「オペラ白虎」の公演などを通して、市民の皆様や本市にお越しいただいた皆様に「『義』の想い」を感じていただけるよう取り組んでまいります。


 以上の取り組みのほか、「まちの拠点づくり」の面では、「総合計画」の中で、現在の本庁舎を中心に整備することをお示しいたしました新庁舎整備や、市民参加による利活用懇談会において議論を重ねてまいりました県立病院跡地の利活用、さらには会津若松駅前整備など、本市のまちづくりにおいて重要な役割を担う取り組みについても、その具現化を図っていくことが期待されております。
 本年も、市民の皆様が安心して豊かに住み続けることのできる、住み続けたいと思えるまちを目指して、様々な取り組みを推進する考えでありますが、市民の皆様をはじめとした様々な主体の参画と協働を得ながら、未来に向けたまちづくりを着実に進めてまいりたいと考えております。


 結びに、市民の皆様には本市並びに会津地域の発展のため、なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして新年のごあいさつといたします。    

会津若松市長  室井 照平

 

 

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