「会津若松市男女共同参画都市宣言15周年記念フォーラム」を開催しました(H27.2.1)

公開日 2015年06月01日

更新日 2016年12月21日

 
 
    会津若松市が2000年(平成12年)2月27日に県内初の「男女共同参画都市宣言」を行ってから、15年目を迎えました。
    これを記念し、“男女共同参画で会津若松市を元気に!”をテーマとした記念フォーラムを平成27年2月1日に開催しました。

     約150名の参加者とともに、男女共同参画推進に取り組む市内事業者や市民団体、横浜市の先進事例などを聞きながら、
    自分の身近な取組を考える機会となりました。
 
 

開催の模様をお伝えします

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開会

  主催者あいさつ・来賓あいさつのほか、会場の皆様全員で「男女共同参画都市宣言文」を唱和しました。
 
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第1部 ①平成26年度「男女平等に関する作文コンクール」最優秀賞受賞者による作文朗読

  最優秀賞受賞者の3名が作文を朗読しました。
  「家庭」「学校」「友人」など、自分の身近な男女平等について、子どもたちならではの視点で書かれた作品に、会場からは感嘆の声が…。
 
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(左から… 小学生低学年の部 馬場 理奈さん  ・  小学生高学年の部 平子 七海さん  ・  中学生の部 山田 琴菜さん )
 
  【参加者の声】
   ○子どもたちがどのように感じ、思っているのかが分かり、大変勉強になりました。思っていた以上に大人だなと感じました。(60代男性)
   ○共稼ぎ世帯が増えたせいか、子どもたちの理解と意識が高いと思った。企業の女性進出を物語っている。(60代女性)
   ○大変しっかりした考え・視点を持ち、自分の意志を明確に表現されていた。“立派”の一言。今の気持ちを今後に生かして欲しい。(70代男性)
 
 

第1部 ②平成26年度「男女共同参画推進事業者表彰」受賞者による取組発表

  受賞の3事業者から、男女がともに働きやすい職場環境づくりやワーク・ライフ・バランスに向けた取組の発表がありました。
  短時間勤務など「働き方の多様性」や、子育て世代への支援・全社員の協力体制、女性管理職の登用など、積極的に取り組んでいます。
 
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(左から… アイネット㈱様 ・ ㈱日本政策金融公庫会津若松支店様 ・ 富士ソフトサービスビューロ㈱会津BPOセンター様)
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  【参加者の声】
   ○単に表彰するだけでなく、それぞれに発表していただくことで、市民啓発がより進むと思われる。(60代男性)
   ○事業者の日々の取組に感心しました。(60代男性)
 
 

第2部 ①基調講演 【男女共同参画と地域活力の向上】 (講師:福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長 千葉悦子氏)

  福島県の男女共同参画推進の拠点である「福島県男女共生センター」。
  東日本大震災後、センターの「避難所」としての役割や市民団体に対する側面からの支援。
  また、震災の中で市民自ら立ち上がり行政を動かした例や女性起業者たちの協働事例から、
  「平常時の男女共同参画の地域づくりの度合いがいかに非常時に真価を発揮するか」をご講話いただきました。
 
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  【参加者の声】
   ○男女共生センターの震災後の取組が分かりました。避難先で頑張る女性たちはたくましいなと思います。(40代男性)
   ○市民の育成、若い人、子どもの教育がすごく大切だと思うし、たくさんの会合を望みます。(60代女性)
 
 

第2部 ②先進事例発表 【女性の活躍を支援する横浜市の取組】 (講師:横浜市市民局人権・男女共同参画担当部長 池戸淳子氏)

  先進事例紹介として、横浜市が取り組んでいる「女性の活躍支援」についてご講話いただきました。
  10年後には更に深刻になる少子高齢化・人口減少の中で、地域を維持・活性化していくためには、「シニアパワーの発揮」と「女性の活躍」がカギ。
  特に、横浜市では7割もの女性が結婚・出産により退職していますが、その後9割が再就職を希望するものの、実際にはなかなか活躍の場がないのが現状。
  こうした家事層が社会で活躍できる、また働く女性が仕事と子育てを両立できるような社会資源を整えていくことが重要です。
 
  また、「保育所待機児童ゼロ」に向けての積極的な取組(民間参入の保育所整備、「横浜市独自基準」の保育園(室)設置、「保育コンシェルジュ」)や、働く女性のための「横浜女性ネットワーク会議」、女性の起業支援、企業認証制度「よこはまグッドバランス賞」など、大都市の事業でありながら地方都市でも大変参考となる取組をご紹介いただきました。
 
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  【参加者の声】
   ○「待機児童ゼロ」への具体的な取組の話が聴けて良かったです。大変面白かった。(20代女性)(30代男性)
   ○横浜市の働く女性支援の取組、ダイバーシティの視点でされていること、会津(福島県)でも広がると良いなと思います。(40代男性)
   ○人口300万都市でありながら、地方都市でも通じるものがあり、共通の男女共同参画という取組についてとても良い発表でした。(60代女性)
 
 

第2部 ③パネルディスカッション ~男女共同参画で地域を元気にする~

  千葉館長のコーディネートのもと、地元で活躍する方や会津若松市長を含めた5名で意見交換をしました。
  「会津若松市」としての取組、「事業者」としての取組、「市民団体」としての取組など、さまざまな角度から地域活性化に迫りました。
 
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(左から…福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長 千葉悦子氏 ・ 横浜市市民局 人権・男女共同参画担当部長 池戸淳子氏 ・
       会津若松市男女共同参画推進実行委員会 委員長 皆川誠治氏 ・ 富士ソフトサービスビューロ㈱会津コールセンター 副センター長 井島ミヨ子氏)
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  【参加者の声】
   ○パネルディスカッションがとても面白かった。(20代女性)
   ○先進事例は大いにヒントとなったと思う。もう少し詳しく知り、分析し、本市も大いに推進してほしいと感じた。(70代男性)
 
 

市民企画 ~市民団体の皆さんによる展示やワークショップを開催しました

<展示>
  計9団体による、自分たちそれぞれの男女共同参画推進活動内容や、研究テーマについての展示を行いました。
 
  団体名 (五十音順) 展示テーマ
1 会津若松市協働参画の会 DV等(デートDV)防止の紙芝居展示
2 会津若松市男女共同参画推進実行委員会 男女共同参画推進実行委員会の活動展示
3 会津若松市男女共同参画推進条例研究会 会津若松市男女共同参画推進条例をメインに、男女共同参画審議会の役割と位置づけを展示
4 会津若松市磐青の会 磐青の会の機関誌展示

5

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会津若松市婦人消防隊連絡協議会・

会津若松市婦人団体連絡協議会 (合同開催)

全国火災予防週間における各地での広報、第62回全国地域婦人団体研究大会の写真展示
7 会津若松地区保護司会 社会を明るくする月間での写真展示
8 社団法人国際女性教育振興会福島県支部あいづ 海外研修報告書展示
9 真珠の会 ベアテ・シロタ・ゴードン氏の紹介と活動(現在の女性の活動の基礎を築いた道筋)展示

 

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<ワークショップ> (会津若松市男女共同参画推進実行委員会)
 「防災と男女共同参画~地域の防災意識を高めよう~」をテーマとしたワークショップに、75名もの参加がありました。
 市危機管理課職員による「市の地域防災計画」に関する講義のあと、DVD「安心できる避難所づくり~男女共同参画の視点を避難所運営に~」を視聴。
 その後、各班に分かれてワークショップ形式で意見交換をし、それぞれ発表を行いました。
 日常時の防災意識や地域防災組織の必要性、男女双方の視点から運営する重要性など、様々な意見が出されました。
 
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  【参加者の声】
   ○市民のこれまでの地道な取組、学習の成果と思います。デートDVの展示は小中学校で実施してみたらどうかなと思いました。(40代男性)
   ○ワークショップ、短い時間の中で意見がたくさん出されました。このままにしないで、身近なものに「防災力」。本当に大事ですね。(60代女性)
   ○それぞれの工夫がされている展示で良かった。(70代女性)
 
 

たくさんのご来場、ありがとうございました

  【参加者の声】
 ~フォーラムに参加して、自分が今後まずやってみようと思うことは?~
   ○研修として参加しました。今回学んだことを分かりやすくまとめて、職場で伝えられればと思います。(20代女性)
   ○「理解」から「納得」になれるようにしたい。(20代女性)
   ○育休中の妻が復帰しやすいよう支援する。子育てを楽しむ。(30代男性)
   ○多様な働き方の提案と、仲間・ネットワークづくり。(30代女性)
   ○仕事だけでない生き方(働き方)を見直していきたい。(40代男性)
   ○「自分の家庭の中で、地域の中で、できることは何か」を背伸びせず、小さなことから取り組んでいきたい。(60代男性)
   ○家庭の中から、お互いに男性も女性も思いやりのある平等を追求して、よりよい生き方を。そして地域に。(60代女性)
   ○男性と女性は違う。違いを理解しつつ、納得のいく生活、仕事、地域活動等を進めていければ良いと思う。(60代女性)
   ○持続可能な地域を創るうえで、参考になることがあるか、再び考えてみたい。
     誰もが安心して子どもを産み育てる地域・社会を創ることが今一番大切だと思う。(70代男性)
   ○地域の防災について、具体的に取り組んでみたい。(70代女性)
 
 ~全体を通して、ご意見やご感想など~
   ○午前・午後ともにたくさんの人が集まり、関心を持っている人がたくさんいることに嬉しく思った。もっとたくさんの人に関心を持ってほしい。(女性)
   ○男女共同とは何かを、よく考えさせてくれる講演だったと思います。良い機会となりました。(20代男性)
   ○若い世代へのPR、参加が増えたら良いですね。横浜のように、楽しいイメージのフォーラムをお願いしたいです。(30代女性)
   ○市と市民のこれまでの取組がよく分かりました。男女共同参画はこれからの社会の基本と思うので、皆でつくっていけたらと思います。(40代男性)
   ○良かった。市の病児保育についても聞きたかった。現状大変少ない!!病児保育が充実していないと、仕事もできない。(40代女性)
   ○市文化センター辺りで、もっと多くの市民や団体が集えるように取り組んではどうか。事業者(雇用側)の意識改革重要。(60代男性)
   ○自分でできることがたくさんあることに気付いた。参加して良かった。(60代女性)
   ○これから男女協働がどのように広がっていくのか楽しみです。(70代男性)
 
 
 
 

 

***以下、当時の記事を掲載しています***

~男女共同参画で会津若松市を元気に!~

   会津若松市は2000年(平成12年)2月27日に県内初の「男女共同参画都市宣言」を行ってから、平成27年2月で15年目を迎えます。

  これを記念し、“男女共同参画で会津若松市を元気に!”をテーマとした記念フォーラムを開催します。

 

    「今、どうして男女共同参画が必要なの?」

    「男女共同参画で地域を元気にするってどういうこと?」

    「行政で、会社で、地域で、市民団体で、実際にどんな取り組みが行われているの?」
 
  男女共同参画推進に取り組んでいる市内事業者や市民団体、横浜市の先進事例などを聞きながら、自分の身近な取り組みについて考えてみませんか?
  当日10時からは【市民参加企画】として、市民団体が企画する展示やワークショップも開催されますので、ぜひお立ち寄りください!
 

内 容


  • 日    時 : 平成27年2月1日(日)  13:00~16:00
  • 場    所 : 生涯学習総合センター(會津稽古堂)  多目的ホール
  • 定    員 : 200名 (先着順になりますので、下記の申込方法によりお申し込みください)
  • 参 加 費 : 無料
  • 託    児 : 生後6ヶ月のお子様からお申し込みできます(定員15名・先着順) ※事前申込制のため、1月22日(木)までにお申込みください。
  • そ の 他 : 手話通訳もあります
  • プログラム : 
  • 12:30  開場・受付
  • 13:00~ 開会
  • 13:10~ 【第1部】
  • 平成26年度「男女平等に関する作文コンクール」最優秀受賞者による作文朗読
  • 平成26年度「男女共同参画推進事業者表彰」受賞者による取り組み発表
  • 14:00~ 【第2部】 
  • 基調講演 ~男女共同参画と地域活力の向上~

        < 講師 : 福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長 千葉 悦子氏 >

  • 横浜市の先進事例発表 ~男女共同参画推進への取り組み~ 

        < 講師 : 横浜市市民局人権・男女共同参画担当部長 池戸 淳子氏 >

  • パネルディスカッション ~男女共同参画で地域を元気に!~

        < コーディネーター : 福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長 千葉悦子氏 >

        < パ ネ リ ス ト : 横浜市市民局人権・男女共同参画担当部長 池戸 淳子氏

                      会津若松市男女共同参画推進実行委員会 実行委員長 皆川 誠治氏

                      富士ソフトサービスビューロ株式会社会津コールセンター 副センター長 井島 ミヨ子氏

                      会津若松市長 室井 照平 >

 

 

申込方法

  • 申込方法
  • 事前申込が必要です。(定員に達した場合にはお断りする場合もありますので、ご了承ください)
  • チラシ15周年記念チラシ.pdf(441KB)をご覧の上、電話・ファクス・メール・郵送等で協働・男女参画室へお申し込みください。
  • 申込必要事項 : 氏名、住所、託児利用の有無、電話番号、ファクス番号(あれば)
  • スマートフォン・携帯電話からもお申込みできます <QRコード読取>  ・スマートフォン用⇒ スマフォ用.png     ・携帯電話用⇒ 携帯用.png

      <URL> ・スマートフォン・パソコンから: http://s-kantan.com/city-aizuwakamatsu-fukushima-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=35

             ・携帯電話から: http://s-kantan.com/city-aizuwakamatsu-fukushima-k/offer/offerListMobile_detail.action?tempSeq=35

                                       

    ※託児利用の方は、1月22日(木)までにお申し込みください。

 

 

 

市民参加企画について ~市民団体の皆さんによる展示やワークショップを開催します!~ 

  • 10:00~17:00 【展示】 (稽古堂ギャラリー)  ※五十音順
  • 会津若松市協働参画の会
  • 会津若松市男女共同参画推進実行委員会
  • 会津若松市男女共同参画推進条例研究会
  • 会津若松市磐青の会
  • 会津若松市婦人消防隊連絡協議会
  • 会津若松市婦人団体連絡協議会
  • 会津若松地区保護司会
  • 社団法人国際女性教育振興会福島県支部あいづ
  • 真珠の会

 

  • 10:00~11:30 【ワークショップ】 (研修室3)
  • 会津若松市男女共同参画推進実行委員会 「防災と男女共同参画 ~地域の防災意識を高めよう~」
  • 対      象: どなたでも参加できます (期限内にお申し込みください)
  • 参  加  費: 無料
  • 申込・問合せ: 会津若松市男女共同参画推進実行委員会事務局  皆川 誠治 (TEL 29-7001) (FAX 28-1304)
  • 申 込 締 切  : 平成27年1月25日(日)まで

 

     ※ワークショップ参加希望の方は、会津若松市男女共同参画推進実行委員会事務局へ直接お申込みをしてください。

 
 

講師紹介 ・ 横浜市紹介

  • 福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長  千葉 悦子氏
  • 北海道大学大学院教育学研究科博士課程修了。平成8年より福島大学行政政策学類教授となり、平成19年から2年間、行政政策学類長を務める。平成22年3月、(財)福島県青少年育成・男女共生推進機構副理事長に就任し、同年4月から福島県男女共生センター「女と男の未来館」館長。専門分野は、ジェンダー学習論、地域づくり教育論、農民家族論、生活構造論など。
  • 著書・論文に『現代日本の女性労働とジェンダー』、『飯舘村は負けない-土と人の未来のために』(岩波新書:共著)、『農山村家族の就労とジェンダー -被災地・福島県から-』など多数。
  • 福島県男女共生センター ホームページへ(別ウィンドウで開きます)

 

  • 横浜市の男女共同参画推進・子育て支援の取り組み
  • 横浜市では、平成2110月林市長就任直後に「保育所待機児童解消プロジェクト」を発足。“選択性の高い総合的対応”に向けて様々な施策を展開し、送迎保育ステーションの整備、市独自基準による認可外保育施設「横浜保育室」の整備、保育サービス専門相談員「保育コンシェルジュ」による個々のニーズに合った保育園や保育サービスの情報提供・相談など、ハード・ソフト両面から取り組みを進め、H25.4月には待機児童ゼロを達成
  • また、働く女性の学びと交流のイベント「横浜女性ネットワーク会議」や、「よこはまグッドバランス賞」の表彰など、ワーク・ライフ・バランス推進に向けての取り組みも進めている。
  • 横浜市男女共同参画推進課 ホームページへ(別ウィンドウで開きます)

 

 

お問い合わせ
  • 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
  • 郵便番号:965-8601(宛先住所不要)
  • 電話:0242-39-1405
  • FAX:0242-39-1400
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