坂井千尋 収蔵美術作品

公開日 2016年12月05日

 

  坂井 千尋 (さかい ちひろ)   1895年-1957年

    会津若松市出身。
    実家は今も続く表具店です。
    少年期に上京し、著名な山水画家で後に帝国美術院展(帝展)の審査員も勉めた山内多門に師事しました。

    「露の湖畔」は大正5年(1916年)第10回文部省美術展覧会(文展)の出品作品で、猪苗代湖畔の子ども達の通学風景を描いたものです。
    師は漢画系の作風ですが、こちらはむしろ同時代の京阪の日本画からの影響が色濃くうかがわれます。

    大正7年、兄の逝去に伴い帰郷、表具店を継ぐ傍ら、画業に励みました。

 

    露の湖畔

 

 

 

 

 

 

 

             

                         

              

                

     『露の湖畔』
     制作年  :1916年
     材質・技法:絹本彩色
     サイズ(cm):142.7×212.3

                   

 

 

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