猪苗代湖のページ

2016年10月6日

 

お知らせ

 

       猪苗代湖子ども交流会(11月18日)のお知らせ

 

       猪苗代水環境センター開所記念 第9回環境学習会(11月19日)のお知らせ

 

   猪苗代湖(天神浜・松橋浜)漂着水草回収活動ボランティア募集のお知らせ

 

   水環境保全フォーラム(11月25日)のお知らせ

   

目次

 

 下記の項目をクリックすると、その項目までジャンプします。

 

 

猪苗代湖の水環境について

 

1 猪苗代湖ってどんな湖?

 

  • ◇面積    103.3平方キロメートル
  • ◇湖岸延長  50.4km
    みずくん・たまちゃん(大)
  • ◇湖容積   3,859百万立方メートル
  • ◇最大水深   93.5m
  • ◇平均水深   51.5m
  • ◇流域面積   820.2平方キロメートル
  • ◇滞留時間   1,350日

 

2 猪苗代湖をつくる水

 

流域図

 

  •  猪苗代湖の水は、湖に流れ込む川の水や雨、地下水で出来ています。
     猪苗代湖には、大小21の川が流れ込んでいますが、その中で一番大きい川は長瀬川で、途中から酸川という川と一緒になります。

    《酸川の特徴》
    酸川画像
  •  昔の硫黄鉱山からの地下水や沼尻・中ノ沢の温泉の影響で強酸性 (pH2※)の川です。
  •  酸川は見た目は透明で、川原の石もきれいですが、強酸性のため鉄やアルミニウムなどの金属を溶かし込んでいます。虫も魚もほとんどいません。

 

 

 

  •  
  •  
  •  
  • 《長瀬川の特徴》
    長瀬川画像
  •  裏磐梯の湖沼から猪苗代湖に流れ込んでいる川で、猪苗代湖の水の約40%がこの長瀬川から入っています。途中で酸川と合流し、酸性成分 を湖に運んでいます。合流直後は、中和により酸性度が下り(p H3~4)溶けていた鉄分などが石の表面に付くため、川の石が茶色に染まっています。

 

 

 

 

  • ※ pH(ピーエイチ 水素イオン濃度指数)とは
  •  水の酸性やアルカリ性の度合いを示す指数。
  •  純粋な水のpHは7で、それより小さいものは「酸性」、大きいものが「アルカリ性」。普通の淡水はpH7前後で中性です。海水はpH8 前後で弱アルカリ性です。強い酸性やアルカリ性の水の中では微生物は活動できません。アルカリ性では、透明度が下がり、泥が水の底にたくさん溜まりやすく なります。また、酸性では土や水の底のなかの金属類が溶け出しやすくなります。 

 

3 猪苗代湖の特徴

 ○自然の浄化作用
猪苗代湖には、酸性で鉄やアルミニウムが溶け込んだ長瀬川の水が流れ込んでいます。
猪苗代湖に入ると、溶けていた金属が形を変え、リン、窒素などの栄養分とくっついて湖の底に沈みます。

  •         
  •         1. 栄養分が湖の底に沈む
  •                ↓  
  •         2.植物プランクトンが増えにくい
  •                ↓
  •         3.有機物(汚れ)が増えにくい
  •                ↓
  •         4.水がきれい

という「自然の浄化作用(きれいにする働き)」がうまくできている湖なのです。

そのため、猪苗代湖の水質は、平均COD※の値が1.1と全国でもトップクラスのきれいな湖となっています。

浄化作用の図

  • ※ COD(シーオーディー 化学的酸素要求量)とは
  • 湖や海の中の汚れの程度を表す代表的な指標。
  • 水中にある物質が酸化剤によって酸化や分化される時に消費される酸素の量のことです。
  • 一般的にこの値が大きいほど汚れていることを示します。

 

4 猪苗代湖の変化

 

 猪苗代湖の水質は20年ぐらい前から少しずつ変化が現れはじめ、10年ぐらい前からはその変化が大きくなってなっています。

 猪苗代湖心の水質変化.jpg

  •  
  • 1.湖水の中性化
     弱酸性だった湖水が最近はほぼ中性になってしまいました。この原因は酸川を流れる酸性水の量が減ったことと酸川の酸性の濃さが薄くなったことが最も大きいと考えられます。
     このように猪苗代湖の中性化が進んで、汚れが沈まなくなると、アオコなどのプランクトンや植物が夏に増え、秋に腐ることによって、水質が急に悪化する可能性があります。

  • 2.大腸菌群数の増加
     猪苗代湖の湖心の大腸菌群数は平成17年度よりまえはほとんど出なかったのですが、最近は数百から7,000個/100 m L ぐらい確認されるようになっています。環境基準の1,000個/100 m Lを一回でも超えると国の水質ランクではランク外になってしまいます。大腸菌群が増えた原因としては湖水の中性化が考えられます。

 

 ※この大腸菌群は土壌由来の種類がほとんどであり、健康に影響はありませんのでご安心ください。

   毎年行われる湖水浴場の水質調査では、会津若松市の崎川浜、志田浜、中田浜ともにふん便性大腸菌は基準値以下であり「水質AA」判定で大変きれいな水質となっています。

 

 

5 みんなで実行しよう!水環境保全への取り組み

 

  •   私たちのかけがえのない豊かな水環境を守っていくためには、みんなで協力していくことが大切です。

 

  • 川や湖を汚す原因は?


 最も多いのは生活排水と言って台所の洗い物やお風呂、洗濯機などの排水で、全体の半分がこの生活排水になります。(図1:河川などの汚濁の原因)
 また、生活排水の中でも台所から出る汚れは全体の半分近くになります。(図2:1日1人当りの負荷割合)
 生活排水以外では田んぼや牧場そして工場からの排水が次に多くなっています。

汚濁の原因    
負荷割合

  • 家庭での取り組み

 

  • 家庭排水の処理

 

  • 下水道や浄化槽を使用する
  • 浄化槽の維持管理を適正に行う

 

  • 処理しにくいものは流さない

 

  • 調理くずや食べ残しを流さない
  • 食用油は使い切るなど工夫し、絶対流さない
  • 食器等の汚れや油はふき取ってから洗う

 

  • 節水

 

  • 風呂の残り湯を有効に使う
  • 自宅で洗車するときは、バケツに水を汲んで行う

 

  • 地域での取組み

 

  • 地域の清潔保持

 

  • 空き缶など、ごみのポイ捨てはしない
  • 水路にごみや刈り取った雑草などを流さない

 

  • 野外での注意

 

  • キャンプではごみは持ち帰る
  • キャンプではできるだけ洗剤は使わない

 

  • 農作業時の注意

 

  • 水田の代かき後に浮いた稲わらをすくい取る
  • 肥料のやり方や用水の管理を適正に行う

 

6 県や市などの取り組み

  • 会津若松市の取り組み

 

  • 「会津若松市第2期環境基本計画」

 

  •   会津若松市における猪苗代湖の水環境保全のための対策を具体的、体系的に示す基本的な計画として平成15年2月に「会津若松市猪苗代湖水環境保全推進計画」を策定しました。その後、「会津若松市環境基本計画」(平成11年3月策定)を平成26年3月に改定する際に、「会津若松市第2期環境基本計画」の中に統合されました。
  •   福島県の計画に基づき、流域自治体の一員として、会津若松市の役割をより明らかにするとともに、いろいろな施策に取り組んでいます。

 

             ※  「会津若松市第2期環境基本計画」へのリンクはこちら

 

 

  • 猪苗代湖子ども交流会(11月18日)のお知らせ

 

 毎年秋に、会津若松市、猪苗代町、郡山市の合同で、小学校児童の水環境保全活動発表会を開催しています。
 今年の会場は、猪苗代町の「学びいな」で、会津若松市からは湊小学校の子どもたちが水環境保全活動について発表します。

 福島県環境アドバイザーの講演もあります。入場無料ですので、ぜひお出かけください。

 

     日時 : 平成28年11月18日(金)   13時から15時まで

     場所 : 猪苗代町体験交流館「学びいな」大研修室

     講師 : 福島県環境アドバイザー  河合 直樹  先生

 

         猪苗代湖子ども交流会のチラシはこちら.pdf(1MB)

 

  • 福島県の取り組み

 

  • 「猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境の保全に関する条例」

 

  •   猪苗代湖の水境の悪化を未然に防止し、美しいまま将来に引き継いでいくことを目的に平成14年3月に条例を制定しました。
  •   条例には、県 民、事業者、行政、各主体の責務や富栄養化を防止するための窒素・リンなどの排出規制など、水質汚濁防止のための各種規制が盛り込まれています。

 

     

  • 猪苗代水環境センター開所記念 第9回環境学習会(11月19日)のお知らせ       

  噴火で岩だらけになった裏磐梯の荒野がどのように現在の美しい景観に変わっていったのか。先人の努力と功績についてお話をうかがいます。

  聴講は無料ですが、定員の30名になり次第、締め切ります。11月17日(木)までに申し込んでください。

   

    日時 : 平成28年11月19日(土)   13時30分から15時まで (13時から受付)

    場所 : 猪苗代水環境センター  ( 0242-85-7573 )

     講師 : 磐梯山噴火記念館 副館長 佐藤  公  先生

        第9回環境学習会のチラシはこちら.pdf(2MB)

 

  • 猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会議会の取り組み

 

  •   猪苗代湖及び裏磐梯湖沼流域の水環境を保全していくため、福島県や流域市町村、関係各種団体を構成団体として、平成12年11月に設立されました。
  •   協議会では、水環境に関するフォーラムの開催や広報紙の発行など、水環境の保全のための普及啓発活動を行っています。

   

          ※ 猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会のページはこちら

 

 

  • 水環境保全フォーラム(11月25日)のお知らせ

 

  猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境協議会では、流域にお住まいの皆さま、猪苗代湖・裏磐梯湖沼に関わる皆さまの水環境保全に係る意識の高揚を図り、流域における水環境保全活動を推進するために、毎年フォーラムを開催しています。

  第14回猪苗代湖裏磐梯湖沼フォトコンテスト表彰式や福島大教授 塘 忠顕 氏の基調講演「裏磐梯・猪苗代湖地域の水域に生息する底生動物とその保全」をはじめ、湖沼の水環境保全活動事例発表、さらに、参加者交流会(希望者のみ会費500円)など、盛りだくさんの内容です。秋の午後のひとときをアカデミックに過ごしてみませんか。

 

      ※ 水環境保全フォーラムのチラシはこちら.pdf(1MB)

        

 

 

 

 

 

  • 猪苗代湖環境保全推進連絡会の取り組み

 

 

 

  •   猪苗代湖岸の郡山市・猪苗代町・会津若松市が協力して猪苗代湖の環境、水質を保全していくため、平成13年2月に設立しました。
  •   湖岸一斉クリーンアップ作戦、ビーチクリーナーによる砂浜清掃、流域の小学校(湊小・湖南小・翁島小)による子ども交流会などを行っています。

 

                                

     

 

 

  • NPO法人輝く猪苗代湖をつくる県民会議の取り組み

     

    平成20年6月に産・学・官・民が一体となり、猪苗代湖の美しい水環境を次世代に伝えるために、「清らかな湖、美しい猪苗代湖の水環境研究協議 会」が設立されましたが、平成27年からは協議会を発展解消し、新たにNPO法人「輝く猪苗代湖をつくる県民会議」として活動をひきついでいます。

   湖や流入河川の水質調査などを行い、猪苗代湖の浄化や水質悪化の仕組や大腸菌群数増加の原因などを探って、猪苗代湖をこれ以上汚さないための対策を考えます。
  また、秋から冬にかけて天神浜・松橋浜に打ち寄せられる水草が腐敗し、水質汚濁の原因となっているために、ボランティアの水草回収作業を引き継ぎ実施しています。

 

        

  • 猪苗代湖(天神浜・松橋浜)漂着水草回収活動ボランティア募集のお知らせ

             

 福島県民の共有財産である美しい猪苗代湖の水環境を守るため、浜辺に打ち上げられた水草を回収します。

 実施日及び時間 : 10月1日(土)から11月6日(日)の毎週土・日曜日の午前10:00から11:45まで(受付は9:15から)。

 

       ※ 漂着水草回収ボランティアのチラシはこちら.pdf(999KB)

                                                                                                                                                                                         

  •   

7 猪苗代湖の水の使われ方

 

  •  猪苗代湖の豊富な水は、水道水・農業(灌漑)用水・環境用水、そして、発電用水として100%利用されています。
    水の出口は大きくは2つしかなく、1つは、阿賀野川水系日橋川から日本海に流れます。もう1つは、阿武隈川水系安積疏水路から太平洋に流れます。
    猪苗代湖水の最も古い利用は戸ノ口堰で江戸時代には会津若松まで水路が作られ、農業用水として利用されていました。その後、明治の初めには安積疏水が作られ、水が乏しく作物が作れなかった郡山周辺の原っぱを水田にすることができるようになりました。
     次に利用されたのは、標高の高さを利用した水力発電でした。明治から大正にかけて安積疏水や日橋川にたくさんの水力発電所が作られて電気を作り出し、工業の発展に役立ちました。
  •  
  •  会津若松市に上水道ができたのは昭和4年です。それまでの会津若松市では井戸水や湧き水を利用していましたが、雨が降り続くと濁るところが多く、また伝染病が流行したこともあり、水道を作って欲しいとの市民の要望にこたえて作られたのが滝沢浄水場です。
  •  猪苗代湖の水は発電用に約80%、農業用に約17%、上水道用に約3%使われています。
  •  
  • <猪苗代湖からの取水量 水利権の量>
取水位置 水利使用者名 目的 最大取水量(㎥/s)  割合(%)
 小石ヶ浜     戸ノ口堰  灌漑  3.858 4.42
布藤堰 灌漑  0.491 0.56
会津若松市水道 上水  0.695 0.80
猪苗代第一発電所 発電  67.500 77.31
上戸浜  上戸頭首工 灌漑  13.080 14.98
 郡山市水道  上水  0.491  0.56
 浜路浜  郡山市水道  上水  0.890  1.02
 中田浜  中田浜揚水機  灌漑  0.310  0.35
合    計 87.315 100

※福島県「猪苗代湖総合管理計画」より引用

  • 1. 農業用水としての利用
    農業用水としては、戸ノ口堰や日橋堰、中田浜の揚水場で広く利用されています。戸ノ口堰では、約1,340ヘクタール、日橋堰では1,370ヘクタール、中田浜揚水場では、約120ヘクタールの田畑で農業用水として利用しています。
  •  郡山の安積疏水では約9,000ヘクタールの農地で利用されています。

    2. 発電用水としての利用
     猪苗代湖から取水される水の約8割は電力用水として利用されています。
    豊かな水資源を活用して、日橋川水系では猪苗代第一、二、三、四、日橋川、金川の6発電所が建設され、戸ノ口堰水系では、戸ノ口堰第一、二、三の3発電所があります。安積疏水にも3つの発電所が作られています。

    3. 水道水としての利用
     滝沢浄水場では現在、1日に約27,000立方メートルの水道水を作って約2万軒の家庭に水を送っています。
    滝沢浄水場では2種類の方法で飲み水を作っています。一つは昭和の初めからやっていた緩速ろ過、もう一つは戦後に広まった急速ろ過という方法です。緩速ろ過では初めに沈澱池で砂などを沈め、その上澄みを砂ろ過池でろ過しますが、この砂ろ過池の砂には微生物が住みついていて、汚れを捕まえてくれるのでろ過池を通った水はとてもきれいになります。

 

 

 

 

 

お問い合わせ

 

  • 会津若松市役所 環境生活課 環境グループ
  • 電話:0242-39-1221
  • FAX:0242-39-1420
  • メール送信フォームへのリンクメール

 

 

関連ワード