湊地区水資源問題に係る検討委員会

公開日 2022年05月26日

 2013年7月1日現在

組織設置の趣旨

 これまで8回開催された湊地区での市民との意見交換会では、近年の下水道施設整備による使用上水量の増大に加え、昨年の東日本大震災による地下水等の水源異常や、簡易水道等の導水管老朽化対策など、水資源に関する多くの意見が寄せられました。市議会では、これらの意見が議会独自の政策形成サイクル上で解決できない特殊な地域課題であるとし、議会全体で対応を協議するため、一定の調査・研究等を行い、第三者的立場で課題解決に向けた方向性を議会が示せるよう、検討委員会を設置することとなりました。なお、各会派等から選出された8名による検討委員会の役割は、次のとおりです。

 1 湊地区の水資源について、過去に市長側で調査・研究・検討した経過に係る資料の提供等を受けること。

 2 現状を把握するため、地元住民の意見等を聴取すること。

 3 専門的知見を活用できる議員研修会等の開催を議長に要請すること。

 4 上記1から3までをそれぞれ総括し、委員間討議を行うこと。

 5 検討過程で委員会が必要と判断したときには、問題解決に関する議会案を検討すること。

 6 その他委員会が必要と認める事項

 

第1回委員会

 平成2417日(火)午後127分から、第2委員会室で第1回委員会が開催されました。委員会では、委員長に斎藤基雄議員(日本共産党会津若松市議団/3班)、副委員長に丸山さよ子議員(社会民主党・市民連合/班)が互選されました。また、次回委員会は、平成24年723日(月)午前930分から開催されることとなりました。


第2回委員会

 平成24年723日(月)午前930分から、第委員会室で第2回委員会が開催されました。委員会では、市長側(健康福祉部と水道部の職員)から、湊地区の水資源に係る検討経過や実態等の説明を受けました。この日の説明には、湊地区での統合水道整備を断念した具体的な経過等の追加説明の必要な部分があり、平成24月3日(金)午前30分から開催される次回委員会で、改めて説明を受けることとなりました。なお、今回で確定した委員会構成は、次のとおりです。

 

役  職

氏   名

備    考

会派等の選出母体〔( )内は、市民との意見交換会の班名〕

委 員 長

斎 藤 基 雄

日本共産党会津若松市議団(班)

副委員長

丸 山 さよ子

社会民主党・市民連合(5班)

委 員

樋 川   誠

公明党(5班)

委 員

渡 部   認

きずなの会(1班)

委 員

渡 部 誠一郎

市民クラブ(班)

委 員

坂 内 和 彦

新政会津(班)

委 員

石 田 典 男

政策討論会第4分科会(班)

委 員

田 澤 豊 彦

政策討論会第2分科会(班)

 

第3回委員会

 平成24日(金)午前932分から、第1委員会室で第3回委員会が開催されました。委員会では、市長側(健康福祉部と水道部の職員)から、第2回委員会に引き続き、追加で経過や実態等の説明を受けました。また、次回委員会は、平成2417日(金)午前845分から、市役所本庁舎に集合・出発で湊地区の現地調査を実施することとなりました。

第4回委員会(湊地区の現地調査)

 平成24年817日(金)午前845分から、公用バスで湊地区の現地調査(第4回委員会)を開催しました。委員会では、市長側(健康福祉部と水道部の職員)とそれぞれの集落の住民の皆さんから説明をもらいながら、飲料水供給施設整備の先行事例(笹山集落と経沢集落)や、水源・給水等の現況(中田集落2カ所と崎川集落2カ所)を調査しました。

unora_R.jpguchikoshi_R.jpg

 

第5回委員会

 平成24年10月9日(金)午後2時から、第2委員会室で「湊地区の水資源の現状と今後の展望について」と題し、実態研究セミナーを開催しました。講師の福島大学共生システム理工学類 川越清樹准教授からは、特に水源確保に困窮する猪苗代湖岸の集落での地理的に見た集水の可能性などの内容を学びました。

 

 

議員全員協議会への中間報告

 平成24717日の湊地区水資源問題に係る検討委員会設置以降の調査・検討内容を中心に、検討委員会から次の内容のとおり報告がありました。

24.10.18 中間報告の内容.pdf(61.8KBytes)

 

第6回委員会(湊地区区長会との懇談会)

 平成24年10月18日(木)午後6時30分から、湊公民館で湊地区区長会の皆さんとの懇談会を開催しました。地区内の16町内会それぞれがかかえる飲料水をめぐる課題など、委員会へのさまざまな意見や要望等が出されました。
区長会との懇談会.jpg

 

第7回委員会

 平成24年11月2日(金)午後1時30分から、第2委員会室で第7回委員会が開催されました。委員会では、現地調査と実態研究セミナー、懇談会を受けての委員間討議を行いました。各委員からは、簡易水道未整備集落での飲料水の実態は深刻であり、何とか対応しなければならないとの意見が出されました。その中で一部委員から、猪苗代湖の水利権に関する疑問点が出されたため、水利権への疑問点を委員それぞれが調査し、次回委員会に結果を持ち寄ることとなりました。また、次回委員会は、平成24年11月12日(月)午後3時から開催することとなりました。

 

第8回委員会

 平成24年11月12日(月)午後2時58分から、第2委員会室で第8回委員会が開催されました。委員会では、前回の課題であった猪苗代湖の水利権に関する各委員の調査結果報告を受けた上で、これまでの全体的な経過を踏まえた委員間討議を行いました。各委員からは、短期的には飲料水に困窮している集落を優先し、その集落の要望に沿った形で整備を進める必要があるとの意見がまとまりました。また、次回委員会は、平成24年12月21日(金)午後1時30分から開催することとなりました。

 

第9回委員会

 平成241221日(金)午後1時30分から、第2委員会室で第9回委員会が開催されました。委員会では、湊地区での市民との意見交換会を受けての委員間討議を行いました。その中では、これからの検討の前提条件として、対象集落の定義を「現時点で市民が現に居住し、かつ市の上水道給水区域への参入が直ちに望めない湊地区内の衛生的飲料水確保が困難な集落」とすることが確認されました。その上で、対象集落での飲料水のあるべき姿を「蛇口をひねればいつでも安全・安心な水が出る状態」とし、衛生的な飲料水供給は生活するための最低限の社会資本であることから、これまでの市の補助制度による集落主体の施設整備ではなく、給水区域と同様に市の責任で施設を整備すべきものとの意見で全委員がまとまりました。また、次回委員会は、平成25年1月16日(水)午後1時30分から開催することとなりました。

 

第10回委員会

 平成25年1月16日(水)午後1時32分から、第1委員会室で第10回委員会が開催されました。委員会では、昨年に引き続き合意形成に向けた委員間討議を行いました。また、次回委員会は、平成25年1月23日(水)午前9時30分から開催することとなりました

 

第11回委員会

 平成25年1月23日(水)午前9時30分から、第2委員会室で第11回委員会が開催されました。委員会では、前回に引き続き合意形成に向けた委員間討議を行いました。また、次回委員会は、平成25年1月30日(水)午後1時30分から開催することとなりました

 

第12回委員会

 平成25年1月30日(水)午後1時30分から、第2委員会室で第12回委員会が開催されました。委員会では、健康福祉部から昨年秋に実施した現地調査を踏まえた湊地区の飲料水に係る現状・実態等の説明を受け、引き続き合意形成に向けた委員間討議を行いました。また、次回委員会は、平成25年2月6日(水)午後1時30分から開催することとなりました。

 

第13回委員会

 平成25年2月6日(水)午後1時30分から、第2委員会室で第13回委員会が開催されました。委員会では、前回に引き続き合意形成に向けた委員間討議を行いました。その中では、施設整備に当たっては、利用者の応分の負担を前提として対象集落の住民意向に寄り添い、計画的かつ着実に市が課題の解消を図るべきであると確認されました。また、施設整備後は、市と住民の協働のもと、それぞれの責任を明確にし、施設の適切な維持管理に努めながら、将来に向けてさらに安定的な飲料水供給が可能となるよう努めることが望まれるとの意見でまとまりました。


第14回委員会

 平成25年4月15日(月)午後2時30分から、第2委員会室で第14回委員会が開催されました。委員会では、課題解決に向けた方向性として委員間で合意に至った事項を踏まえ、4月24日(水)に開催される議員全員協議会において中間報告する内容について委員間討議を行いました。

 

議員全員協議会への中間報告

  検討委員会設置以降の調査・検討内容をもとに、課題解決に向けた方向性について、委員会で取りまとめた内容に係る中間報告がありました。

 25.4.24 中間報告の内容.pdf(91.9KBytes)

 

第15回委員会

  平成25年5月24日(金)午後1時30分から、第2委員会室で第15回委員会が開催されました。委員会では、5月7日(火)に開催された第10回市民との意見交換会での市民意見も踏まえ、検討委員会としての最終報告内容を整理するため、委員間討議を行いました。

 

第16回委員会

  平成25年5月28日(火)午後1時30分から、第2委員会室で第16回委員会が開催されました。委員会では、前回に引き続き、検討委員会としての最終報告内容に係る委員間討議を行い、次の内容のとおり報告内容を取りまとめました。

 25.5.28 最終報告の内容.pdf(190KBytes)

 

議長への報告

  平成25年5月30日(木)午後2時から、議長室で検討委員会正副委員長による検討報告が行われ、課題解決に向けては、地区住民の意向に寄り添いながら、市が責任を持ち、主体的に取り組むべきであるとの報告がなされました。

 25.5.30 議長への報告_R.JPG

検討委員会の報告を踏まえた議会の対応

  検討委員会からの議長への報告を受け、平成25年5月31日(金)午前10時から開催された各派代表者会議において、今後の議会の対応について検討がなされ、課題解決に向けた議会の意思を表明することが提案され、6月定例会での決議案の提出を念頭におき、各会派で調整することとなりました。また、6月5日(水)午前1030分から開催された議員全員協議会では、検討委員会からの報告内容について確認がなされ、議会として当該問題に対する共通認識を深めました。

 6月定例会では、正副議長を除く28名全員により「湊地区における給水施設未整備地区の早期解消に関する決議」が提出され、6月19日(水)に全会一致で可決されました。また、6月27日(木)の定例会閉会後には、決議文を議長から市長に手渡しました。

 今後議会では、当該問題への執行機関の取り組みを注視していくとともに、市民との意見交換会等の機会を通して、住民意向を適切に捉え、さらに市政に反映していくなど、課題の早期解決に向けて、継続的にかかわりながら、役割を果たしていきます。

決議文.pdf(83.0KBytes)

 25.6.27 市長への報告_R.JPG

 

 

 

お問い合わせ

  • 会津若松市議会事務局
  • 電話番号:0242-39-1323
  • ファックス番号:0242-39-1470
  • メール