OSSオフィスソフトでOCRBフォントが使用できないケースへの対応

公開日 2022年03月07日

更新日 2022年03月07日

  会津若松市がOSSオフィスソフトを導入した際に発生した問題の対処法を紹介します。

 

現象

 庁内の多数の事務用パソコンで、納付書の印刷を行っているが、既存オフィスソフトがインストールされていないパソコンで印刷を行った場合、読み取り部分の印字がOCR用字体で印刷されない事が分かりました。

原因

 印字の際にOCRBフォントを使用しており、OCRBフォントが、既存オフィスソフトと同時にインストールされるものであったため、既存オフィスソフトをインストールしていないパソコンでは印刷が出来ないことが判明しました。

対応

 印刷を行っている業務システムの印字用フォントを変更するには、プログラムの変更による費用が発生するため、OCRBフォントの代替用フォントを作成しました。(0~9の数字のみ)
 OSには「OCRB」というフォント名で認識されるため、システムで正常に印刷を行うことが出来ました。
ocrb見本

結果

OCR読み取り部分の文字をOCR用フォントで印字することが可能となりました。

備考

 

データのライセンス

  • OCRB代替フォントの利用にあたり、本市に許可を求める必要はありません。作成したドキュメント等については自由に配布可能です。
  • OCRB代替フォントおよびソースファイルを元に新たなフォントファイルを作成し、第3者に配布する場合には、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき、本市のデータを利用している旨の表示が必要となります。※ライセンスの詳細については下記のリンクを参照してください。
 クリエイティブコモンズ画像
 この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 情報統計課 情報政策グループ
  • 電話:0242-39-1214
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